最近AKB48の対抗馬として人気のももいろ
クローバーZですが、単純に彼女たちを
アイドルとして見るのではなく、ビジネスの
成功として見ると、ここにもたくさんのヒントが
あります。

この記事ではももクロの成功について
学んでみましょう。

桃

音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
⇒ この記事の音声を聞く

■はじまりはどんなに小さくてもいい

ももクロが極めて地味な場所からスタートした
ということはファンの間ではよく知られています。

デビュー当時の動画がYouTubeにもアップされて
いますが、本当に驚きます。公園で野外ライブを
しているのですが、ラジカセのようなものに
合わせて私服で踊っているだけのものです。

衣装を揃えるお金もなかったようで、私服は
本当に普通の中学生や高校生が着ていそうなものです。

通りがかりの人からしたら、「どっかの中学生が
文化祭のダンスの練習でもしているのかな」と
いう感じです。その時のチラシも町内会の回覧板に
挟まっていそうな、非常にチャチなデザインでした。

というと失礼な感じですが、これはもちろん褒めています。
そこからわずか2年程度で、一気にアイドルの世界の
トップに食い込んできたのです。

ここから学べることは、「どんなにスタートが
しょぼくても自信を持つべき」ということと
「現時点でしょぼい人でも見限ってはいけない」
ということです。


■このジャンプがアイドル史を更新する

この見出しは、ももクロの歴史を語る上で
外してはならないフレーズです。ある大手
レコードショップの店長がももクロのCDを
売り出す時に店内に作ったポップのフレーズでした。

「このジャンプ」というのはももクロが好きな人なら
わかると思いますが、リーダーの百田夏菜子の
「えびぞりジャンプ」のことです。

高くジャンプして空中で荒川静香のイナバウアーの
ようにエビ反りの態勢になります
(お尻と頭をくっつけるくらいの勢いで、
思い切り反り返る態勢です)。

このジャンプは言うまでもなくハードなもので、
男子顔負けのライブパフォーマンスをこなす
ももクロの象徴となっているものですが、

「このジャンプがアイドル史を更新する」という
フレーズは、まさにももクロが成功した理由を
一言で表現しているといえます。

ももクロのように強烈な一芸があれば、戦国時代と
言われるくらい厳しい業界でも生き残ることができます。

それはビジネスでも同じで、まずは自分の
絶対領域を築く、ということが大切だと
言えるでしょう。