この間、パソコン関連のパーツを買うためにヨドバシカメラに
行きました。ヨドバシカメラでは全ての商品で10%のポイント
還元があります。

この「10%」という数字について考えてみましょう。

ポイント

音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■全ての買い物が10%安くなると、生涯で1000万円から2000万円に

一般的なサラリーマンの生涯年収は、1億円~3億円と
言われています。今は昔のように給料が上がる時代では
ないので、もう3億円というのは上の世代の方だけでしょう。

私たちの世代だったら、1億円~2億円というところだと思います
(2億円もいい企業に勤めている方だけでしょうね)。

とにかく、生涯収入がこれだけあるということは私たちは生涯で
それとほぼ同額の買い物をするということです。

(お金を残して死ぬ人は少ないですからね。残したとしても
せいぜい数百万円レベルのことが多いですし、もっと残す人の
場合は、生涯年収ももっと大きいことがほとんどです)。

なので、私たちの生涯の買い物ですべて10%のポイントが還元
されたとしたら、そのポイント分だけで1000万円にはなると
いうことです。

(多い人なら2000万円ですね)田舎なら家が建ってしまうレベル
ですし、中古の住宅を土地ごと買うということもできる金額です。


■ポイントはどうでもいいが、「10%の大きさ」は意識すべき

上のようなことを書くと、「なんか、あちこちでポイントを
貯めよう、みたいな話だな」と思われるかも知れませんが、そんな
安っぽい話をしたいわけでは、もちろんありません(笑)。

確かに確実にそこの常連になるというのであればポイントは
がんがん使うべきですが、「ポイントがあるからここを使う」とか
「そんなに欲しいわけじゃないけど買う」などは、庶民に
よくある間違いです。

だからポイントはヨドバシカメラに限らずどこでもさほど大事では
ないのです。大事なのはこの「10%の大きさ」を知ることです。

毎日の支出を常に10%減らしただけでも、生涯で1000万~2000万円の
お金を貯めることができる、そう知ったら支出に対する考え方が
ずいぶん変わるでしょう。

500円の買い物の10%はたかが50円ですが、そういう節約をすべての
場所で生涯続けたら、果てしないお金になるということです。

ただ、これは「ケチケチしろ」と言っているわけではありません。
使うべきところではどかんと使う、ということもお金持ちになるには
大事です。

でも、どうでもいい場面での支出はできるだけ抑えるべきなんですね。

ということを考えつつ、今ヨドバシカメラで買ってきたパーツを
開封しています(笑)。ちなみに、ヨドバシカメラは日本で初めて
ポイント制度を導入した会社だそうです。

これって地味に偉大ですよね。