私が尊敬するある起業家の方が「自分は強い人と会う時の方が
緊張しない」と言っていました。理由は「強い人の方が本質を
見てくれるからだ」ということです。

強い人は優しい

音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■強い人は、自分の好き嫌いで人を判断しない

弱い人は、自分の好き嫌いで人を判断してしまいます。
努力している人を見て「馬鹿じゃねーの」などと言ったり、
正しいことを語っている人に対して「うぜえ」とか「キモい」と
言ったりするケースですね。

もちろん、そんな人ばかりではないですが、世の中に
こういう人が結構いるのも事実です。

この人たちは「世界にとって何が正しいか」ということを
考えたことがないのです。完全に自分の半径5メートルの世界で
生きているんですね。

なので、人の行動を見て「それが世界にとって正しいか」と
いうことは考えないのです。
自分の好き嫌い、それも瞬間の思いつきだけで判断してしまう
わけです。

だから、彼らに好かれようとするのは実は大変なんですね。
彼らのごきげんばかり取らないといけないからです。中途半端に
強い人も同じです。自分の利益しか考えていないからです。
でも、本当に強い人は違います。


■強い人は皆やさしい

これは私が絶対に正しいと断言する人生訓ですが「強い人は
皆やさしい」です。これは世界の鉄則です。世の中に絶対は
ないと誰がどれだけ言おうと、これだけは絶対に正しいと私は
断言します。本当に強い人は、必ず全員やさしいのです。

彼らは自分の好き嫌いで人を判断しません。「個人的には
馬が合わないOR顔が好みじゃないけど、言っていることは
正しい」と思えば、彼らは必ず認めてくれます。

彼らにとっては「その人の本質が正しいか」だけがすべてで
あり、自分の好みなどどうでもいいのです。

もちろん、恋愛などは別です。そういう個人的な場面では
彼らも自分の好みを優先します(だから、完璧だった人が
恋愛によって身を滅ぼすということがあるのですね。
逆にいうと、彼らにとってはこれが唯一の弱点ということです)

というように恋愛は例外ですが、それ以外の場面では、強い人は
必ず、本質だけを見て判断してくれます。なので、「自分は
卑怯な人生は送っていない」という自信がある人は、むしろ
強い人と会う時は堂々としていられるのです。

「実績があるかどうか」ではありません。強い人だって最初は
何の実績もなかったのですから。大事なことは「卑怯なことを
していないか」どうかなのです。

口でいうほど簡単なことではないですが、私は今、これが
一番大事だと思っています。