最近カンボジアなどの途上国に乗り込んで
ビジネスをする人が増えていますが、
とてもいいことだと思います。
ただ、傍から見るほどこうした途上国でのビジネスは
楽ではないようです。
音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■想像の斜め上のさらに斜め上を行く
「途上国では想像の斜め上のことが起こる」
という話を聞くと、ああ、よく聞く話ですねと
ほとんどの人が思うでしょう。
実際、乗り込んだ人たちもそういう覚悟はしていて、
たとえばカンボジア人が「この仕事は3日かかる」
といったら「じゃあ、1週間は見ておくか」
くらいの覚悟はするそうです。
しかし、途上国の「斜め上を行く非常識」というのは
こんなものではないそうです。
とにかく想像がつかないレベルで、
日本人の常識を根幹から覆してしまうようなものが多いそうです。
■パスポートの偽造を庶民が普通にやる
たとえば日本でパスポートを偽造するというと
一大事であり立派な犯罪です。
しかし、カンボジアではパスポートや
その他の住民票などの公文書の偽造は、
庶民でも簡単にやってしまうそうです。
たとえば大学に入りたいと思ったけど、
年齢が少し足りない(あるいは奨学金をもらうのに
行き過ぎている)という時に、年齢を3歳か4歳いじるなど
ということは当たり前だそうです。
そして、それを政府も問題と思っていないため、
そんな偽造住民票はパスポートでも、
しっかり国外出るビザをとったり、
海外で就労したりすることが出来てしまうのです。
つまり、カンボジアから来た人が
カンボジア政府の発行した公の文書で
生年月日などを証明してくれても、
それが本当に本物なのかわからないというわけです。
ここまで来たらこの国でビジネスをする上で
何を信じたらいいのか、ということになるわけですが、
「実際、信じられるものが何もない」とある起業家の方は、
ブログでも語っていました。
■そういう場所だからこそ、適応すればチャンスがある
私は今のところ途上国に乗り込む気はありませんが、
それでもそういう人が面倒臭がるトラブルが頻発する
場所だからこそチャンスがある、というのは確かだと思います。
それはネットビジネスにも応用出来る話なので、
私は人が面倒くさがるところこそ、今後もチャレンジして
いきたいと思っています。