ポジショニングの中の密着軸について、それは何なのか?
どういうサービスがそれに当たるのか?ということについて、
ここでは詳しく解説しています。

密着軸

音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■③密着軸

いかに個別のお客さんに密着しているかどうかです。
「自分のためだけの商品、サービス」
かどうかということですね。

「行きつけのお店」とか「地域密着型のサービス」
というのがそうです。

たとえば行きつけのお店であれば、
値段でもクオリティでも大手のサービスに劣るのに
ずっと利用しているという人が多いでしょう。

それは「自分のためだけのサービスをしてくれる」
という密着軸で高いポイントを得ているからです。

「自分のためだけのサービス」というと、
物理的なサービスを連想してしまうかも知れませんが、
そうとも限りません。

「自分の生い立ちを知っていてくれる」
なども大きなポイントです。

特に居酒屋やバーのように、
何かを愚痴りたくて、あるいは嬉しいニュースを伝えたくて
そこを訪れるというサービスもあるでしょう。

そうしたサービスの場合は特に「密着軸」は重要となります。

また、たとえばフリーランスのデザイナーや、
ライターなどの場合も同じです。

「この人はうちの仕事の進め方をわかっている」
と出版社が判断したデザイナーやライターさんの場合は、
出版社から仕事がきやすくなります。

これも密着軸によってマーケティングに成功している
いい事例ですね。他にもっと実力のある人がいたとしても、
「この人に任せると楽だから」という理由で、
出版社が仕事をふってくれるわけです。


というように、ポジショニングには3つの軸が
ありますが、この軸を見ながら、
自分がアピールするべき部分はどこだろう、
と判断することが大切です。

そして、そうしたポジショニングが決まった後で
その次のターゲティングも自然とできるようになります