前の記事で「文字数はむしろバラけた方がいい」という
話をしました。ここではその理由を説明します。

文字数

音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■人間が本当に書きたい文書を書くと、文字数はバラける

Googleは「本人が書きたくて書いた文章」を大事にしています。
もちろん自己満足ではダメですが、
本当に個性的な内容や社会にとって意味がある内容なら、
大抵本人も書きたくて書いているからです。

また、役に立つ系の記事でない、
心の叫びのような日記でも同じです。

こういう内容になるとますます、記事の文字数はバラけるものです。
心の叫びをネットに書く時に、
文字数やキーワードの出現率を数えている人
などいないでしょう(笑)。

自然に文章を書いていたら、文字数はある程度バラけるのです。
ということは、文字数をわざとバラけさせるのも、
Googleにとってはむしろプラスということなんですね。

バラける
■と言っても、それだけで上位表示ができるわけではない

当たり前ですが、文字数をバラけさせるだけで
上位表示ができるほどGoogleは甘くありません。

というより、そんないい加減な検索エンジンが情報を握っていたら、
社会はどんどん悪くなってしまいます。

私たちが住み良い社会で暮らすためには、
現代の情報の統制者であるGoogleには、
とことん品質に対して厳しくあってもらわないと、
むしろ私たちが困るのです。

なので、結局のところ「文字数がバラけた方がいい」
というのは、極めて些細なことに過ぎないのです。

どちらかというと、統一されているよりは
バラけた方がいいというだけの話です。

指示
■外注ライターさんに指示を出す時、知っておいた方がいい

上のように書くと、私がまるで役立たないことを
書いたかのように思われてしまいますが、
前の記事で書いたように、外注ライターさんに指示を出す時、
これを知っているとやりやすいのです。

外注ライターの仕事が大変な理由に、
常に一定の文字数で書かないといけない、
ということがあります。

これは意外と大変なのです。
スピーチで想像してみてください。

「今から何か10個の話して。
 全部ちょうど3分で終わらせてね」

などと言われたらできるわけがないでしょう。
多少3分と前後してもいい、という条件でも、
2分30秒あたりから締めに持っていかないといけないわけです。

スピーチ
その調節をしながら面白い話をするというのは、
きわめて難しいことなのです。

なので、文字数には多少幅を持たせていい、
という条件にした方が外注ライターさんの
潜在能力を引き出しやすくなります。

ライターさんが気持ちよく書いてくれるということは、
同じ報酬でも高いモチベーションを引き出せて、
高いクオリティの文章を書いてもらえる、ということです。

どう考えてもこっちの方がいいですよね。
(お互いにとっても)

何よりこれはGoogleのためにもなりますし、
ネットユーザーのためにもなります。

このようにちょっとした工夫でも、
いろんな人のためになる指示の出し方ができるわけです。
ぜひ参考にしていただけたらと思います。