■年収1億はお金持ちの世界では貧乏人である

たとえば年収1億というと、多くの人にとってはお金持ちの代名詞、
のようなものでしょう。

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音声も撮った↓ので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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しかし、知っている方もいるかも知れませんが、
年収1億というのはお金持ちの世界では貧乏人です。

プライベートバンクでは、「最低でも預金1億から」という所が
たくさんありますが、年収1億は税金で5000万取られるので、
2年間1円も使わないで、ようやく1億円が貯まるのです。

それだけ苦労してようやく「最低預金金額に到達する」というのが、
プライベートバンクの世界なんですね。
年収1億の人々も、この世界では末端の貧乏人にすぎないわけです。

(プライベートバンクにもいろいろありますが、
 ここでは私がこれまで聞いた、世界の割と多いケースを紹介しています)

こういう例を見ると、「上を望んだらきりがない」ということが
わかるでしょう。

人によっては「一生のゴール」かも知れない年収1億でも、
「俺は何て貧乏人なんだ」と本気で絶望し、
自己嫌悪に陥っている人々がいるわけです。

実際、日本人の平均世帯年収の年収400万というのは、
世界的に見ると金持ちの部類
です。

これだけお金持ちの日本人が、何で毎日暗い顔で生活しているのか、
お給料の安い国々の人は、理解ができないでしょう。

事実、日本人は「世界で一番愚かなお金持ち」とも言われています。
最近はグローバル化とともにその傾向も薄れてきましたが、
こうした例を見ても「一体何が本当の幸せなのか」を考える必要を、
感じていただけるかと思います。