■心理リアクタンス(反発心)

これは簡単にいうと、「強制されると嫌になる」というものです。
それがどんなにいいことだとわかっていても、
あるいは本来気持ちいいはずのものでも、
強制されたらいやだ、ということですね。

わかりやすい例は「勉強しなさい」です。
確かに勉強した方が将来の自分のためになるのはわかっています。

でも、強制されるとやりたくないんですね。
これは勉強自体がつまらないのではありません。
事実「勉強なんかするな」と言われている途上国の子供などは、
勉強したくて仕方ないのですから。

彼らの場合は「勉強するな」「働け」ということを強制されているので、
それに対して反発して、勉強したくなるのです。


▼漫画家が漫画を描きたくないのと同じ

たとえば漫画を描く、絵を描くというのは、
本来気持ちいい作業です。

だから多くの人がイラストレーターになりたがり、
漫画家になりたがるのですが、
実際になってみると、仕事がいやになります(笑)。

これは私の友人にもイラストレーター兼漫画家がいるので、
彼の証言でよくわかります。

かつてはこういう仕事でお金をもらうのが夢だったのに、
いざなってみると「こんなにつらいとは思わなかった」
ということが多いそうです(笑)。

もちろん、そうでない楽しい時も多いし、
技術はびっくりするほど向上するので、
結果的にはなんだかんだで楽しんでいるのですが、強制されると嫌になる、
というのは、彼も身を持って学んだそうです。