■そもそも、何のために稼いでいるのか

こういう問いはありきたりかも知れませんが、
それでも何度でも問いかけるべきだと思います。

というのは、経営でよくある逆算と同じなのですが、
その「何のために」というところが決まって初めて
「いくら稼ぐ」「いつまでに稼ぐ」が明らかになり、
それによって、自分の仕事量などが決まるからです。

そういう逆算をして、どこかで無理があったら、
修正できる部分を修正するということです。

たとえばその「いくら稼ぐ」の金額は、
「何のために」の部分を達成するために、
絶対必要な金額かを考えます。

たとえば目的が「海外で暮らす」だったら、
ネットの仕事ができる環境でも、月1万円ちょっとで暮らせる場所は、
アジアならたくさんあるのです。

なので、「いくら稼ぐ」という目標は、「月2万円」に修正できます。
そうなると作業量などもそこから計算して少なくでき
「これなら実行可能」という計画が成り立つわけです。

もちろん、月2万円程度で暮らせる海外というのは、
かなりの田舎で生活レベルも相当低いです。

なので、それでは我慢できないという人は、
たとえば「月10万」まで引き上げます。
(これなら、バンコクでもそこそこ贅沢できます)

ただ、こうして金額が上がったら
それに連れて必要な仕事量も増えるわけです。
それを天秤にかけて

「頑張って仕事するのと、生活レベルを下げるのと、どっちがいいか」
を考えます。

こういう風に目的をはっきりして、
それに必要な努力量を逆算し「それに自分が耐えられるか?」
常に計算する必要があるのです。

そして、自分が耐えられるレベルで一番大きな成果を手に入れる、
というのが正しいやり方なのです。

自分が耐えられるレベルを計算しないで、
やみくもに「月収100万!」とか、
「毎日18時間作業する!」などと数字だけ大きな目標を立てても、
ダメなのです。

この逆算をするためにも、あらためて
「何のために稼ぐのか」を考える必要があるんですね。