■ライターさんの得意分野を任せる

このメリットは
「お互いにとっていい」ということです。

得意分野

音声も撮った↓ので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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こちらは同じ報酬でいい記事を書いてもらえますし、
ライターさんは自分の得意分野なので楽しいですし、
早く書けるから時給も上がるわけです。

また、特に
これからの時代のSEOではこれが重要になります。
というのは「本当にレベルの高い記事」以外、
Googleが上位表示をしなくなっているからです。

それは当然ですよね。
自分がユーザーの時を思い出してみればわかりますが、
誰だってレベルの高いサイトだけを見たいはずです。

自分が何か探しものをしている時に、
明らかにアフィリエイトのことしか考えていないような
適当なサイトが出てきたらうんざりするでしょう。


・苦手分野だと、文章のレベルがかなり低くなる

たとえば、調べ物をしていてこんな文章を見つけたことは
ないでしょうか。

「ヒアルロン酸とは何でしょうか?
 最近よく聞きますよね、ヒアルロン酸。
 多分美容に関わる何かだと思うのですが、一体何でしょうか。
 ここではそのヒアルロン酸について調べてみました!」


気が短い人だと、読んでいてキレてしまうレベルでしょう(笑)。
ちょっと前まで、こういう恐ろしくレベルの低い記事が、
上位を独占していた時代がありました。

ライターさんは「1文字○○円」という単価で仕事をしているので、
当然早く終わらせたいと思っています。
それで苦手な分野の仕事を頼むと、
こういう文字数稼ぎの嵐のような文章になってしまうのです。

実際、払っている側も安いお金しか
払っていないのだから仕方ありません。
仕方ないからこの文章を買い取って掲載しているわけです。

ただ、当然ですが、これから先はこんな文章では上位表示できません。
今でも昔と比べるとだいぶ減っていますが、
これから先どんどん減ってくるでしょう。

こういうノイズのような文章がネット上にあることは、
求めている情報を探す上で邪魔になるので、
「加点しない」どころか「ペナルティの対象」にもなるのです。


・しかし、いい記事を書いてもらうにはお金がかかるので…

しかし、当然のことですが、いい記事を書いてもらうにはお金がかかります。
何とかして「安いお金でいい記事を書いてもらう」ということを
すべきなんですね。

そこで「得意分野を書いてもらう」ということが重要になるのです。
つまり、仕事に対して「報酬以外の喜びを感じてもらう」ということです。

これはネットビジネスの外注に限ったことではありません。
たとえばドラッカーは21世紀を「NPOの世紀」と言っていました。

これは「NPOでなければダメ」という意味ではなく、
「仕事の報酬で、お金以外のものが価値を持つ時代」という意味です。

事実、彼の言葉通り、今の日本はそうなっていますね。
大学生が就職先を選ぶ時の基準はお給料ではなく、「やりがい」です。

このように「ライターさんに得意分野を書いてもらう」というのは、
ドラッカーの教えにも共通するような、本質的な話なのです。

決して、ネットビジネスの外注という、
限定された分野のノウハウではないんですね。