■「経費」を申告する

ここで聞き慣れた言葉「経費」が出てきます。
経費の意味は、結構勘違いされています。

よく「会社の経費で落とす」といいますよね。
これを「経費で落とす=会社にお金を出してもらうこと」と、
思っている方は多いでしょう。

サラリーマンの立場からしたら、確かにそうです。
しかし、本当の「経費」の意味はそれとは違います。


・本当の「経費」の意味は?

これは「必要経費」の省略なのです。
つまり、国(税務署)が「このお金は仕事をするために必要だった」と、
認めてくれるお金のことです。


・コンビニを例にすると?

たとえばあなたがコンビニのオーナーだったとしましょう。
そして、今年年間で1億円の売り上げを上げたとします。

でも、この1億円はコストなしで稼いだものでしょうか?
違いますよね。

「商品の仕入れ」「店舗の光熱費」「アルバイトの人件費」
などを大量に払っています。

つまり、あなたの「売り上げ」が1億円なだけで、
「収入(所得)」が1億円になったわけではないんですね。
(実際には、500万円程度でしょう。お店にもよりますが)

で、この状態で「君は今年年収1億だった。だから1億円分の税金を払え」
と言われたら困りますよね。

なので、この場合「1億円」に対しては税金はかからないのです。
残ったお金(利益)である「500万円」に対して税金がかかるのです。
コストとして使った「9500万円」「経費」ということで、
税金がかからないんですね。


■経費を増やせば増やすほど、税金を払わずに済む

というわけで、多くの自営業の方々、会社の社長は、
できるだけ「経費」を増やそうとするわけです。

といっても、経費とはいっても、それは自分のお金です。
「税金を払いたくない」という一心でどうでもいい買い物をしていたら、
いつの間にか破産する、ということもあり得るわけです。
(実際、こういうケースは非常に多いです)

でも、やっぱり税金は払いたくないですよね(笑)。
そこでどうするかというと「確実に増える場所」に経費を使うわけです。

つまり、ただの贅沢で経費を使うのではなく、
「あくまで、再び利益が返ってくる買い物」に対して使うのです。

考えてみれば当たり前なんですね。
そもそも国が「経費」を認めてくれるのは、
「仕事の役に立つことに使え」ということなのですから。

つまり、こういう「正しい経費の使い方」は、
「自分が破産するのを防ぐ」だけでなく、
「国が望んでいることとも一致している」わけです。