■合弁して一気に業界のシェア1位になる

一番多いのが、たとえば業界のシェア2位と3位の会社が合弁して、
一気に業界シェア1位の会社になるというものです。
こういうニュースは新聞などで多数見たことがあるでしょう。

合併

音声も撮った↓ので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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シェア1位になると何がいいのかというと、
まず価格を支配することができます

たとえば喫茶店のA社とB社が合同して
コーヒーのシェア4割を占めたとします。
それで価格を200円にしたら、日本で出回っている
喫茶店のコーヒーの4割が200円ということになります。

そうしたらみんな「それが常識」と思うでしょう。
そのため他の店も200円にせざるを得なくなります。

もちろん、200円にすることでA社とB社の利益も小さくなります。
ただ、彼らは自ら仕掛けた側ですから、それに対する準備もできています。

これに対して、彼らの後手に回って200円に値下げしたC社などは、
「彼らに振り回された」形なので、会社の中も混乱していますし、
200円でも利益を出せる態勢を整えにくいので、
利益はA社、B社よりも小さくなります。

…というのが「合弁してシェア1位を奪うメリット」ですが、
ネットビジネスでもここから学べることはあります。

たとえばこれを応用して、こんなJVも出来るでしょう。


■2種類の教材を同時に販売する

たとえばAさんがサイトアフィリエイトの教材、
Bさんが転売ビジネスの教材を販売するとしましょう。

そして、それぞれインフォトップの月間ベスト5くらいは入れそう、
という予想が立っていたとします。

この時、バラバラに販売したら「月間3位に入りました!」とか、
それだけで終わってしまいます。

しかし、この二人が組んで、たとえば「AB塾」というのを
作ったとしましょう。
そして、それぞれの教材に「ABサイトアフィリ」とか、
「AB転売ビジネス」
という名前を付けたとします。

(名前は超適当ですが。笑)

こうしたら、「月間ベスト5に、AB塾の教材が2つランクイン!」
などと言えるわけです。

2つではインパクトが弱いかも知れませんが、
これが「ベスト5のうち3つ」とか、「ベスト5全部」だったら
それはすごいインパクトですよね。

実際、サイトアフィリエイト、転売ビジネス、FXなどと
まったく違うジャンルで組んで、お互いかぶらないようこれをやれば、
月間ランキングのベスト5を制覇することは、
夢ではないのではないかと思います。

実は、このビジネスモデルはリアルビジネスの世界にもあるんですね。
私達が日常よく触れているものです。