できるだけベストコンディションで仕事をしたい
という気持ちは誰にでもあるものだと思います。
しかし、実際にはベストコンディションなど
というものはどこにもありません。
音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■そもそも、ベストコンディションの定義はなにか?
そもそもこの定義があいまいです。思いつくままに
書いていくと、
・健康である(鼻づまりすらない)
・場所がいい
・悩み事がない
・気に入った服を着ている
…などなど、挙げ始めるときりがないので
このくらいにしておきましたが、これだけ挙げただけ
でも、すでに「それは無理だろ」というものが
いくつかあります。たとえば「場所がいい」ですね。
■「理想的な場所」とはどこか?
これも思いつくままに条件を挙げていくと、
・気温がちょうどいい
・騒音がない(あるいは静か過ぎない)
・人から邪魔されない
…などです。でも、これだったら「自分の部屋」なら
大抵オーケーなはずですよね
(レベルの差は多少あるにしても)。
それでもほとんどの人が自分の部屋では
集中できないのは、さらに以下のような条件を
求めているからでしょう。
・刺激がある
・居眠りや他所事が許されない
・モチベーションを上げてくれる人がいる(ライバルや異性など)
ということでしょう。(これも思いつくままに
適当にあげていきましたが)。しかし、これはこれで
実現しようと思うとまたいくつもの壁があるんですね。
■仕事するカフェを探すために、大量の時間を費やしてしまうノマド
このノマドというのはネットビジネスをしている男性で、
私と割と関係の深い方です(本人の許可は取っています)。
彼も「自分の部屋だと集中できない」という人なので、
スターバックスなどのカフェをはしごして
仕事をしています。
しかし、彼は東京のど真ん中に住んでいるので、
スターバックスの席が日中は空いていないことが
多いんですね。
空いているのは夜くらいですが、夜は
スターバックスは大抵すぐ閉まってしまうので
(渋谷などは別ですが)、彼は席を探すのに30分や
1時間歩き回っている、ということが結構あるようです。
(この問題を解決するため、彼はようやく
イー・モバイルに加入し、Wi-Fiのないカフェでも
仕事をできる環境を整えたそうですが。それでも今後も
何らかの悩みはつきまとうだろうと本人が言っています)
結局、理想の条件に近いものは確かにありますが、
それを実現するのは、それはそれで大変なのです。
実現しても、結局「また上の条件」を永遠に
求め続けることでしょう(美人秘書がいる、とか)。
どこかで満足する、というより「腹をくくる」
ということが肝心なのです。