SEOやWEBのライティングを理解するために、
パラグラフライティングという言葉を理解しましょう。

ここではパラグラフライティングとは何か、
どのように実践するのかを書きます。

パラグラフライティング

音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■パラグラフライティングとは何か

パラグラフというのは段落のことです。
パラグラフライティングというのは、
「一つの段落で一つのテーマを書く」というものです。

つまり、同じ話題で延々と段落をまたいだり、
あるいは一つの段落の中に2つの話題を入れたりしない
ということです。

テーマ
■実生活でも共通する作文の手法

これはWEBに限ったことではなく、
実生活でレポートを書いたり企画書を書いたりする時も、
共通する方法ですよね。

メールにしても、ビジネスメールの経験がある程度あれば、
段落ごとに一つの話題が終わるようにしているはずです。

まじめに仕事をしている方であれば、
パラグラフライティングは無意識のうちに
やっているということが多いはずです。

(そうでない真面目な方もいると思うので、
 あえてここはあいまいに表現しましたが)

というように、パラグラフライティングはさほど特別な
ことを言っているわけではありません。

ただ、WEBの場合はこれに少し特殊な知識が追加されます。

検索エンジン
■検索エンジンもパラグラフを重視している

検索エンジンはHタグなどで見出しを感知します。
そして、見出しから見出しまでの間を段落として受け取ります。

その段落の長さがあまりにも長かったら、
そこでは2つかそれ以上の話題が述べられている可能性があります。

逆に短すぎても、その段落で語るべきことが語られていない
可能性が高いですし、短すぎる段落がある時点で、
「この人の段落分けは信用できない」と判断されます。

そうなると、適切な長さで分けている他の段落まで、
疑問視されることになってしまいます。
というわけで、段落というのは長くても短くてもいけない、
ちょうどいい長さがいい、というわけです。

話題
■一つの段落で一つの話題だけかを、どう感知するのか

一つの段落で一つの話題だけを語っているかを、
Googleはどう感知するのでしょうか。

結論からいうと、ロボットにこれを感知することはできません。
文字数の量なら判断できますが、
内容についてはやはり感知できないでしょう。

「全然関係ないキーワードが入ってきた」としても、
それは喩え話として用いた可能性もあるからです。

となると、検索エンジンの自動システムでは判断できず、
利用者の流れを見て判断する、
ということになります。

つまり、そのサイトを訪れたユーザーが、
そのサイト内のページをさらに見たり、
再訪したりしたかということです。

結局このように「そのサイトが好かれているかどうか」で、
パラグラフライティングなどができているかが、
判断されるといえます。