■ザイオンス効果

ザイオンス効果は、リハーサル効果と似た話になりますが、
人は、何回も接している人には好意を持って、信頼しやすく
なるというものです。

ザイオンス効果

音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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逆に見たこともない人には冷たい態度をとったり、
敵対心が出てきやすいという法則です。

よく転校生がいじめられたり、新しく引っ越してきた
主婦がいじめられるという話などは、
このザイオンス効果が原因なのかもしれません。

逆に幼馴染とか、昔からよく知っている人に対しては、
人間は、親しみが湧きやすいという経験はあなたにも
あるのではないでしょうか?

なので、セールスをやる時にも、飛び込み営業をして、
売ろうとするのでは、ほとんど交渉が成立しないので、
何度も何度もアプローチするということが大事です。


たとえ断られても、そこからが始まりという気持ちで、
粘り強いアプローチに、相手はそれだったら良いよって
言ってくれることも多いです。

恋愛でも、全く同じで、旦那さんの押しが物凄く強くて、
最初は奥さんが、絶対的に拒絶していたんだけど、
結婚してしまったという話もよく聞きますよね。

101回目のプロポーズというドラマがありましたが、
101回というのは、言い過ぎかもしれませんが、
あの話は本当で、そんなに言ってくれるなら、わかったよって
言ってくれることもたくさんあります。



ただし、接触回数が多くても、迷惑なアプローチだと
逆効果なので、注意しておきましょう。

相手が嫌がっているのに、無理強いしたり、
相手が欲しくないもの、興味のない話を延々と
続けたり、自慢話などになってしまってはいけません。

逆に自分のことを低姿勢で謙虚に言う話は好かれます
失敗してしまった話とか、自分なんて全然ダメだったんですよ
というような、相手を立てて上げるような話し方が有効です。

例えるなら、学生時代の時に、普段から嫌がらせを
してくるような人って必ず少しはいましたよね?

ちょっかいをかけてきたり、消しゴムのカスを
飛ばしてきたり、痛いプロレス技をしかけてきたり
するような人が(笑)

そういう人が、また寄ってきても、その人から、
商品を購入したくないですよね。

逆に本とかCDとかを貸してくれたり、ノートを見せて
くれたり、話相手をして、励ましてくれたり、
同情してくれるクラスメートの頼みごとは、
聞いてあげたいなって思いますよね。

そんなイメージです。普段からの信頼度も上げておくと、
いざという時に、こちらの頼みごとを聞いてくれやすい
ものです。



あと、注意しなくてはいけないことは、親しくなりすぎて、
友達関係になってしまってもいけないということです。

あくまでこちらが先生としての立場で、上下関係
意識しなくてはいけません。

そのためには、普段からしっかりしていて、
頭が上がらない人だと思わせる必要があります。

立ち振る舞いとか、相手から尊敬される何かを持っておく
必要があります。

それでいて、相手に頼らないということです。
そして、馬鹿にされるような行動をしないことです。

学校の先生が、これわからない、誰かわかる?と
しょっちゅう聞いてきたら、この先生大丈夫かな?と、
思ってしまいますよね。それと同じです。