■希少性効果

人間は珍しいものに価値を感じます。例えば、石ころは
その辺にどこにでも落ちているので、欲しいと感じませんよね。

しかし、同じ石でも、ダイヤモンドだったらどうでしょうか?

希少性

音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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私もそうですが、男の方は、あんまり宝石とかに興味がないので、
欲しくないかもしれませんが、100万円以上して、他では
手に入らない物だったら、欲しくなる気持ちもわからなくも
ないですよね。

男の方は宝石はあまり興味がない人が多いと思うので、
ちょっと例えが悪かったかもしれません。

なので、例を変えて、
私と同じ世代の人は知っていると思いますが、
たまごっちが良い例かもしれません。

みんなも欲しいと言って爆発的に売れ出して、なかなか手に
入らなくなったために、それが逆に購買意欲を促進されるという
現象が起こりました。

希少性と同時に、次に出てくるバンドワゴン効果
働いていたと思います。
(みんなも持っているから、自分も欲しいという心理です。)


他にも期間限定とか、今だけのもの、タイムセール閉店セール
などと、いつも当たり前には無いものに人は価値を感じます。

お一人様何個限りとかっていう限定も、よく売れているんだなと
思わせるバンドワゴン効果も相まって効果がありますね。

季節限定の食品、例えば私の場合は、生の牡蠣が好きなので、
冬にはよく買っているのですが、それは冬季限定で、今買わないと
他の時期には食べることができないと思って、買ってしまうという
希少性が働いています。

その他世の中を見渡すと、いろいろありますよね。

夏場だけの、海水浴場とか、私は北海道人だったので、スキーとか
スノボをやっていたのですが、それらは冬季だけしかできない
スポーツだったので、シーズンには、その時期しかできないと
思って、よく滑りに行ってました。


しかし、注意したいことが、先ほどのたまごっちの例の場合も
そうだったのですが、たくさん売れたと思って、慌てて大量に
生産をして、たくさんある状態にしてしまうと、希少性がなくなって
大衆はいつでも手に入ると思い、逆に売れなくなることです。

なので、たくさん売れていて、もう残り僅かしかない
というようなアピールをし続けることが、購入を促進させる
ポイントです。