■自分だけが得をすることはできない

当然ですが、人とのコミュニケーションにおいて、
自分だけが得をすることはできません

得

音声も撮った↓ので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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自分だけが得をする人間のもっともわかりやすい例は、
「強盗」「窃盗」です。
彼らは何も相手に与えずに、ただ持っていっていますよね。

たとえば「傲慢な社長」はどうでしょうか。
彼も、社員に対して一応のメリットは与えています。

社長からの給料を当てにしているからこそ、
その社員さん達は辞めずに残っているわけですから。

もっとも、その社員さんのメリットが少なくなったら
辞めていってしまう
わけなので、
「相手に与えるメリットが一定量を下回ると、関係は終わる」
と考えておくべきでしょう。

(昔の人はこれを「金の切れ目が縁の切れ目」と呼んだりしたものです)


■相手の利益と自分の利益の違いはあるのか

これは結構難しいところなのですが、
最終的に相手の利益と自分の利益は一緒なのでしょうか。

これはズバリ「自分が何を利益と考えるか」によります。
たとえばサイトアフィリエイトを例にとって見ましょう。

あなたにとっての利益が「寝ながら稼ぐ生活」だったとします。
この場合、あなたの利益と相手(世間)の利益は一致しません。

・会社…商品を売ってほしい
・Google…いいサイトを作ってほしい
・訪問者…いいサイトを作ってほしい

という世間のニーズのすべてに相反するからです。

寝ていて誰かの利益になるとしたら、
「ホテルを儲けさせる」
「布団メーカーを儲けさせる」
程度でしょう。

もちろん、睡眠は大事なのですが、
あくまでよりよく生きるための睡眠であり、
「ただ寝ているだけで稼ぐ」という「利益」は、
他の人の利益とは相反するということです。