■欠点がコミュニケーションのプラスになることも多々ある

たとえば「体調を整える」が重要と先に書きました。
しかし、これだって「病気だからこそ取れるコミュニケーション」
あるんですね。

欠点

音声も撮った↓ので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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たとえば、「1リットルの涙」は日本だけでなく世界の人を感動させました。
(世界でも字幕付きの動画が多く見られています)

これもある意味、世界の人々とあの難病の女の子の
「コミュニケーション」ですが、それが取れたのは、
彼女が難病だったからです。

同じように、病気ではありませんが、
乙武洋匡さんが今のように日本中の人とコミュニケーションを
取れているのも、「五体不満足」で生まれたからです。

もちろん肉体的なことだけでなく、
「何か欠点があるからコミュニケーションを取れる」
ということはしばしばあります。
しばしばというより、むしろ
「欠点がない人は真のコミュニケーションは取れない」
と言っていいでしょう。


■マンガの主人公を見ればわかること

たとえばヒットしたマンガの主人公を見ればわかります。
ヒットしたマンガというのは、人々が「こういう友達が欲しい」とか、
「こういう人生を送りたい」と思って読むものです。

なので、マンガの中でどういうキャラが好かれているか、
というのはそのまま「実際の世界でどんな人物が好かれるか」
ということとイコールなのです。

ということを考えた時、
「人間には欠点が必要」ということは、すぐに出る結論だと思います。

例えばスラムダンクの桜木花道
「不良、頭が悪い、モテない、バスケ下手(才能はある)」と欠点の嵐です。
特に少年漫画の主人公がみんなこういう風なのは、言うまでもないでしょう。

「課長島耕作」などは、主人公は割と優秀なサラリーマンで、
欠点がないように見えるかも知れません。

しかし、奥さんとうまくいっていなかったり、
会社の派閥争いに巻き込まれて悩んだりといった
「リアルな欠点」を沢山抱えています。

こういう風に、マンガの中で好かれるキャラクターというのは、
皆何かしら欠点を抱えているのです。

そして、先にも書いた通り、マンガというのは人々が
「こういう人生を送りたい」「こういう友達がほしい」
という願望を投影しているものですから、実世界でも
そのまま生きる法則なのです。

なので、欠点があるのはいいことなのですね。
自分の欠点のことを考えて、

「俺は○○だから人から嫌われる…」と考えている人は、
むしろ「俺は○○だから、○○な人たちから好かれる」
考えるべきなのです。

…と、口で言うのは簡単ですけどね(笑)。
それができたら苦労しないですよね(笑)。

…という風に考えるだけで変われないというのもまた欠点ですが、
だからこそそういう人の気持ちがわかるし、
私はこれはこれで悪くないと思っています。

(変わりたいですけどね。少しずつでも。笑)