■YouTubeで、ある日突然大抜擢されることも

有名人や大手出版社・テレビ局のディレクターなども、
YouTubeは当然見ています。

なので、私達が思う以上に、
YouTubeから突然のスカウトが来る、大物の目に止まる、
ということは多くなっているんですね。

たとえば、今フィリピンで国民的人気となっている歌手に、
ピエダという人がいます。

彼が国民的人気を博した理由は、
アメリカの「ジャーニー」という有名バンドの
メインボーカルに抜擢された
ことでした。

ジャーニーは、洋楽を好きな人なら絶対知っているというくらい、
ロックの歴史では有名なバンドです。

マイケル・ジャクソンと同時代に、
ビルボード・チャートの上位の常連だったバンドですが、
ボーカルが脱退して以来、ずっとボーカルを探していたのです。

そして、YouTubeでジャーニーの曲を歌うピエダの動画をメンバーが見つけ、
「これこそジャーニーの声だ」と感動し、
すぐにメールで連絡を取ったそうです。

ピエダはイタズラだと思って無視していたそうですが、
どうも本物らしいということがわかり、半信半疑でアメリカに行ったら、
本当にそのままジャーニーのボーカルになってしまったわけです。

このシンデレラストーリーはフィリピンでも大きな話題となり、
彼は国民的な人気歌手となったわけです。

…という風に、これは音楽の世界の話ですが、
このような「大抜擢」がYouTubeを通して起きる、
というのはビジネスの世界でもありうることです。

たとえばメルマガアフィリエイトの場合は、
YouTubeで誰かの商材を紹介していて、
その紹介の仕方がすごくよかったら、その制作者の方
本人が連絡を取ってくれる可能性もあります

また、しゃべりが上手いのを大物の方が発見してくれたら、
「彼を自分の塾に入れて、セミナーで活躍できる人物にしたら、
 自分の知名度もさらに上がる」
と考えて、
塾の「特待生」のような感じでスカウトしてくれるかも知れません。

…というように、メルマガアフィリエイトの世界でも、
このようにYouTubeを通じて「大化けする」
という可能性は十二分にあります。

とにかく、まだまだ無限の可能性があるのがYouTubeです。
なにしろユーチューバーという言葉が
日本で広まったのも、ここ1、2年程度の話。

それまでそんな仕事があるなんて
誰も思いもしなかったのですから、
まだまだ色々な使い方や可能性が、YouTubeにはあるはずなのです。

理論的には、今のテレビ局が持っていっている売り上げを、
すべてネットの動画サイトが持っていくことも、
不可能ではありません。

そうなったら、テレビ局の社員さんやアナウンサー、
タレントさんなどが持っていっていた
莫大な金額が、一般人にも分配されるということです。

そう考えると、生活できる程度の収入を
動画だけで得る
という人、つまり純粋なYoutuberも
これからますます増えていく
と言えそうです。