日本で最も有名なブロガーの一人である、
イケダハヤトさん。
イケダさんもブログでご自身の速読術について
語られています。
http://www.ikedahayato.com/index.php/archives/23451
速読本のまとめではありませんが、
ネットビジネスをしている人にとって
イケダさんは特に直接参考になる方の一人なので、
彼の速読論についてまとめさせていただきます。
■速読は、要するに「飛ばし読み」のこと
速読というと特別なことのように聞こえますが、
イケダさんの定義(やり方)では「飛ばし読み」です。
「知っているところは飛ばす」
「わからないところは飛ばす」
ということですね。
実は、このやり方の速読ならすべての人が無意識にやっていて、
実際、一番意味のある方法でもあります。
■多くの本は、内容が重複している
ビジネス書などは特にそうなのですが、
大抵の本は内容が重複しています。
特に「営業マンの心構え」のような内容だったら、
「全部が真新しい」なんて本があったら、
逆におかしいですよね。
いろいろ表現を変えてはいても、
書かれていることは結局同じなのです。
なので、アプローチが違っても、
「あ、ここで言っていることは、こういうことだな」
という「本質」にすぐ気づいた人は、
その部分は飛ばし読みできるのです。
(むしろ飛ばし読みした方がいいのです)
さらに言うと「本質が同じ」という、
「一見わからない」レベルではなく、
「明らかに同じ」ことが書かれている本も多いです。
(たとえば会計指標の見方などは典型ですね)
こう考えると、本は「飛ばし読みするのが当たり前」で、
自分の得意なジャンルは、
どんどん飛ばし読みができるようになる、ということです。
■「わからない部分は飛ばす」について
「知っている部分を飛ばす」という方法については、
ここまで書いた通りです。
「わからない部分」については、
どういうことか気になる方も多いでしょう。
これは大別すると2通りあって、
「しばらく読むとわかる」
「そもそも、自分に必要ない」
…となります。
前者については、多くの方が何かしら経験があるでしょう。
後者については、
たとえば私が物理の本を読む場合、などがそうです。
私は別に物理学者になるわけではありません。
私が物理の本を読む理由があるとしたら、
「そこに何かヒントを探すため」なのです。
ということは、細かい公式などは「全部無視していい」、
というより「無視しなければならない」のです。
(公式は、本気で物理に専念する人以外、
必要ないですからね)
これは一番わかりやすい例ですが、このように
「読む必要がない部分」も、
わからない部分の中にはたくさんあるのです。
こういうムダをズバズバ切り捨てていく、
というのはイケダさんの速読術のポイントの
一つと言えるでしょう。