人間は結果を出してなんぼだと私は思っています。というのは、
口だけだったら綺麗なこととか、いかにも正しそうなことを
いくらでも言えるからです。

でも、「じゃあ、その考え方でその人は何をしたのか」
「誰の役に立ったのか」ということを考えると、やっぱり
「結果を出した人」の言葉が一番信用できると思うんですね。

これについて詳しく書きましょう。

結果

音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■あなたは今、結果を出せるか?

「結果がすべてじゃない」とか「過程が大事」という気持ちは
よくわかります。私も本質的にはそうだと思っています。

でも、「今すぐ結果を出せ」と言われたらあなたはどうするか
考えてください。

何の結果かは何でもいいです。とにかく「すぐには無理だろ」と
言われることを達成するところを想像してください。そのために
どんな手順が必要で、どれだけの労力が必要かを想像すると、
やろうと思えば結構できるものです。

たとえば「明日アメリカに行く」だったら、パスポートのある人で
あれば物理的にはできます。

お金がない人でもクレジットカードさえあれば、エアチケットを
取ってすぐに行けるはずです。というように、よほど非現実的な
結果でなければ、何かを犠牲にしてそれを出そうと思えば、
出せてしまうんですね。

実は、結果を出した人たちというのは、大抵の場合、何かを犠牲に
してでもその結果を出した人たちなのです。


■その道を選んだということが尊い

たとえば芸能界で成功するという結果だったら、それを出すために
かなりのものを犠牲にしているはずです。傍からは見えませんが、
それらはその人にとって大事なものだったことも多いでしょう。

でも犠牲にして、今の結果を手にしているわけですね。

そういう「選択」をしたこと、そして、今もその道を覚悟して
歩んでいる、ということが尊いのです。結果自体が尊いというより、
その結果を出すためにありとあらゆることをしただろう、
ということが尊いんですね。

「じゃあ、結局過程なんじゃないか」と思われたら、そのとおりです。
ただ、私が言っているのは「結果につながった過程」なんです。
結果につながった過程でなければ意味がないんですね。

本当に「いい過程」であったら、それは必ず結果に結びつく
はずなのです。だからこそ、私は人間は結果を出してなんぼだと
思うんですね。

そして、私もまだまだ大した結果は出せていないので、もっと
結果を出せる人間になりたいと思っているのです。