私は少し前までは何をするにも決めるのに時間がかかって
いました。たとえばファミレスとかでメニューを決めるのにも
いちいち迷っていましたし、そもそも入るファミレスを
決めるのにも迷ったりしていました。

しかし、最近は迷わなくなりました。その理由を書きます。

決断力

音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■「決める」ことに意味があるのだと知った

私が迷っていた理由は、決めた後の「答え」が大事だと
思っていたからです。つまり、正しい選択や決断をしないと
いけないと思っていたんですね。

しかし、今の意識はもう変わっていて「決めるということに
意味があり、答えはどうでもいい」ということに気づいたのです。

決断力というのは筋力と同じように蓄積されていくものです。
一朝一夕で身につくものではないし、生まれつき身について
いるものでもないんですね。

毎日ジョギングを続けていたら徐々にマラソンが早くなって
いくのと同じで、毎日何かしらの決断を繰り返しているうちに、
いつの間にか決断力がついていくものなのです。

なので、今の私にとってファミレスのメニューを選ぶのも、
どの店に入るのか選ぶのも、すべてはその食べ物やお店が
大事なのではなく、「決断する」ということが大事なんですね。

いわばRPGの経験値を蓄積するために、このような経験をする
ということです。

もちろんファミレスで何かを食べれば栄養も補給できるし、
面白い体験もできるのですが、それ以上にこの「経験値」を
重視しているんですね。


■人間がこれまで下してきた決断は、顔に出る

よく「人間の顔には年輪が刻まれる」という表現がされますが、
これは決断力もやっぱりそうだと思うんですね。

つまり、これまでにたくさんの決断をしてきた人は、その葛藤を
乗り越えた経験が、しっかりと顔に刻まれていると思うんですね。

お店を選ぶとかメニューを選ぶなんていうのは本当にささいな
ことです。ジョギングでいう2歩や3歩くらいの運動でしかないかも
知れません。

しかし、10kmのジョギングはそういうちいさな 歩みが蓄積されて
10kmになっているんですね。なので、こういう小さな決断の
積み重ねも馬鹿にはできないのです。

決断することに限らず、すべての大事業はそういう気の遠く
なるほど小さなことの積み重ねで成り立つということを
忘れないようにしたいものです。