ネットビジネスの世界では、「年収を見ろ、年商に
だまされるな」というようなことがよく言われています。
これは半分正解で半分間違いです。理由を説明します。
音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■年収を低くするのは、起業家の特権
実は年収は低い方がいいのです。理由は「税金を納めなくて
いい」からですね。もちろん、納めるべき税金は納めないと
いけません。
しかし「事業用の経費は年収にしなくていいですよ」と国が
言っているわけですから、そのルールをありがたく使わせて
いただけばいいわけです。
私たちが日常生活で使うお金というのは、かなりの部分が
経費になります。住居費でも光熱費でも、自動車の購入費用、
維持費、携帯料金など、あらゆるものを経費にできます。
私用でも使っている場合全額ではダメですが、半額や一部なら
大丈夫です。こうすると、普通のサラリーマンだったら、
年収600万はないとできない生活を「年収400万」くらいで
できてしまうんですね。
こうすると、「年商」は大きくなりますが、「年収」は
低くなります。でも、その人はちゃんと儲かってるんですね。
なので、私は「年商が大事」と考えるわけです。
■仕入れの多い業種は別
ただ、仕入れの多い業種は別です。年商の大部分が仕入れ
ですからね。たとえばネットビジネスの場合はせどり、
輸入ビジネスなどですが、これらは原価がかなりの割合を
占めるので、年商より年収で見るというのは正しいです。
逆に私のやっているアフィリエイトのような原価が
ほとんどかかっていない(人件費はかかっていますが)の場合は、
年商で見る方が正しいんですね。
これも外注費を大々的に使っているかどうかで変わってくるので、
場合によっては年商で見ない方がいいこともあるのですが…。
まあ、このあたりはケース・バイ・ケースです
(なんだってケース・バイ・ケースですけどね、世の中は)。
■税金のことは熟知しよう
私たちは一応ネットビジネスをやっていますが、とどのつまりは
自営業者であり、経営者です。一国一城の主である以上、税金に
ついてある程度知っているというのは当然のことです。
税金は勉強すればするほど有利になります。ネットビジネスで
手っ取り早く稼ぐ方法も大事ですが、ある程度稼いだら税金に
ついても勉強を始めましょう。