私の友人は今度カンボジアに移住します。彼はデザインや
文章を書く仕事で生計を立てているので、ネットさえ
繋がればどこでもいいのです。

カンボジア

音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
⇒ この記事の音声を聞く

なので、生活費の安いカンボジアに移住するそうです。
彼が移住する理由は他にもいろいろあり、参考に
なるかと思うのでシェアします。


■生活費を全部経費で落とす

まず、「ゲスな理由(本人談)」の一つとして、
「生活費を全部経費で落とす」というのがあります。

経費で落とすというのは「これは個人用ではなく、
事業に必要な出費でした」といって税務署に報告する
ということです。認められれば、その分非課税になります。

普通はこれは無理です。個人の生活費は経費にならない
というのがルールです。たとえば衣食住に関する
お金などですね。

しかし、カンボジアに移住して、その旅行記などの
仕事で稼いでいると、現地の生活費が「取材費」と
なります。

なので「生活費を経費にする」ができるわけですね。


■いくらまで認められるか

問題はその金額ですが、これはズバリ「その仕事で
いくら稼いだか」で決まります。

たとえばカンボジアでの生活費が月5万として、
カンボジアの文章だけで稼いだ金額が10万だったとしたら、
5万のほとんどを経費にしても、多分問題ありません。
何しろ2倍の売上を出しているわけですから。

もちろん、「個人用がゼロ」という申告は通らない
ですから、ある程度(月2万とか)は個人用として
申告する必要があります。

しかし、それにしても年間24万なので「今年は
年収24万でした」と申告することもできるのです
(こうなると、来年の税金はほぼゼロになります。
実際にはカンボジアで年間60万使っていたとしても)


■こういう工夫の積み重ねが、大きな節税になる

友人のこの計算は、はっきり言って小さいです(笑)。
それは本人もわかっていることです。
友人がやりたいのはそういう少額の節税ではなく、
「どこまで経費として認められるか」という実験の
ようなものです。

友人がカンボジアの記事を書いて稼ぐのは、いわば
「趣味を仕事にした」ようなものです。趣味を仕事に
すると、趣味の費用をどこまで経費にできるのか、それを
体で体感したくて彼はこれをするんですね。

(他にも山ほど理由はありますが)

税法を勉強することと、実際にこういう生活をして
税務署に申告することは、天と地の差があるのです。

体で試してみないとわからないことはたくさんあるんですね。
なので、友人のこの節税?はその金額自体は大したこと
なくても、面白い発見がいろいろあると思います。