前回、友人が考案中の女子高生による
「逆家庭教師ビジネス」を紹介しました。
ここでは、このようなビジネスを考える意味について書きます。

女子高生

音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■持っている武器を使うことが、社会貢献である

女子高生の武器は、言うまでもなく
「若い女子」としての魅力です。
これは女性差別でも何でもありません。

生物学的に、若い女性(10代後半~20代前半)は
生殖で有利なのですから、
その部分が強い魅力であるのは当然なのです。

そして、その中でも多くの男性にとって
出会うのが物理的に難しい「高校生」という世代は、
それだけブランド価値も高まるのです。

(たとえば男性芸能人で大した顔ではない方でも、
 「芸能人」というだけで出会うのが難しく、
 ブランド価値があるのと同じです。

 芸能人より顔だけなら綺麗な男性は、
 素人でもたくさんいます)

このようにブランド価値がある以上、
そこには経済効果もあるということです。

そして、経済効果があるということは、
それだけ社会貢献になっているということなのです。

だから、学校という建物の中で
それを封じ込めるよりも、むしろ健全な形で
社会に解放していった方がいい、
という考えは一理あるんですね。

しかるべき経営者が健全な形で
彼女たちの潜在能力を活用するなら、
援助交際などの変なビジネスに流れることもなく、
むしろこうした犯罪や社会問題を減らせるのです。


■いかにして、健全な形で社会に解放するか

ここが難しいところです。友人が言うには、
「一番じゃま」なのは学校の勉強だそうです。

社会のルールには意味があるけど、
学校の勉強には意味がないということです。

たとえば友人は中国の古典に精通していて
自分の著書も出したことがありますが、
返り点の付け方などは、ほとんどわからないそうです。
そんな話はどうでもいいそうです。

大事なことは古典を読んで、
「これをあなたの立場に置き換えるとこういう話です」と、
誰に対しても説明できる能力であり、

返り点など、塾の先生などそれを教える人だけが
覚えればいいものだそうです(もしくは大学の教授など)。

そんなマニアックな誰も使わないような知識を
全員に教えている今のカリキュラムは、
少なくとも漢文に関しては狂っている、
と友人は主張しています。

実際、今の学生の就職率の低さなどを見ると、
漢文の授業やその他の授業が、社会で生きていく上で
どう役立っているのかは
多くの人が疑問に思うでしょう。

友人いわく、
「学校の勉強に時間を取られなければ、
 健全に働かせる方法はたくさんある」ということです。

ただ、学校の勉強や受験がある、
時間の限られた状態で健全なビジネスを教えるには、
どうしても時間が足りないそうです。

このあたりはとても難しい問題だと思いますし、
賛否両論もあるでしょうが、
とりあえず高校教育などの「常識を疑う」ということは、
大事にしたいと思います。