3Dプリンタはあなたももう知っているでしょう。
プリンタを使って立体作品を作れてしまうというものです。
ここではその元データを作るための
「3Dスキャナ」の進化について語ります。
音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■そもそも、元データとは何か?
これは、3Dプリンタに対して
「こういう造形を生み出してくれ」というデータです。
今の平面のプリンタで、ワードやJPEGなどで
「こういうデータを印刷してくれ」と頼むのと同様に、
立体のデータを3Dプリンタに送るわけです。
ということは、そのデータを作る作業が必要なんですね。
自分でポリゴンのようなものをいじくって、
CGデザイナーみたいに作るのもありですが、
それだと面倒な時も多いでしょう。
そこで3Dスキャナがあると、
コピーしたいものを立体的にスキャンするだけで、
その元データを取れるのです。
たとえばコーヒーカップを作りたいと思ったら、
そのカップの周りを3Dスキャナのレーザーで
「ウイーン」と一周させればいいのです。
で、この3Dスキャナ、いくらくらいすると思いますか?
■3ヶ月で、200万から5万まで値段が下がった
ある知り合いに教えてもらったことですが、
3ヶ月前まで200万だった商品が、
この間すでに5万円まで下がっていたそうです。
信じられない話ですが、本当らしいです。
「違う商品で比べたのではないか?」
と思われるかも知れませんが、
それにしても5万円で3Dスキャナが手に入る時代になった
ということに私はまず驚きました。
小さいサイズのスキャナでも、
15万くらいはするだろうと思っていたのです。
その5万円のスキャナでどのくらいのサイズまで
スキャンできるかわかりませんが、
日常使っているような道具だったらすべてスキャンして、
プリンタで打ち出すことができるでしょう。
印刷費はかかりますが、そうやって子供が3Dスキャナと
プリンタの両方に親しんで育ったら…。
新しいテクノロジーを開発することも、
その子供にとってはごくごく自然なことに
なるのではないかと思います。
5万円でスキャナが買える時代になったということは、
そういう新しい世界を子供たちにも見せられるということで、
これは本当にワクワクすることだなと思っています。
私も子供ができたらそういう「おもちゃ」を与えたいものですね。