私は特に宗教についてはこだわりを持たない人間ですが、
宗教の教えの中にはビジネスに使えるものが
いろいろあると思っています。

ここでは、聖書のエピソードから
ビジネスに役立つものを引用します。

聖書

音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■この中でウソをついたことがない人がいたら…

有名なエピソードなので知っている人も多いかもしれませんが、
これはキリストのセリフです。

ある女性が確か姦通か何かの罪を犯し、
それで街の人たちが彼女に石を投げつけていました。

その時イエスがその女性をかばいながら、
「この中で一度もウソをついたことがない人がいたら、
 私に向かってこのまま石を投げ続けなさい」
と言ったというエピソードです。

石投げ
「過ちを犯したことがなかったら」だったり、
違うバージョンをいくつか聞くので、原典がどちらか
少し曖昧ですが、とにかくそういうことをイエスが言ったわけです。

そして、それを聞いた人々は自分のことを反省し、
石を投げなくなったという話です。


■人を責める資格がある人はほとんどいない

私たちは有名人が何か過ちを犯したりすると、
鬼の首でもとったように騒ぎ立てて、それを断罪し、
自分が正義であるかのように振る舞います。

私も現在進行形でそういう部分があるので何とも言えませんが(笑)、
しかし、そういうことをしている時の人の顔というのは、
上のエピソードで女性に石を投げていた人たちと同じで、
決していい顔ではないと思います。

威張る
こういう時、人は鏡を見るといいかも知れません。
ウォーレン・バフェットは重要な決断をする時
「いつも鏡を見る」と言っているそうですが、
これもそういうことだと思います。

自分の中に何かやましい考え、あるいは弱い考えが浮かんだ時、
鏡を見てその時の自分の顔を好きになれるか、
よく考えてみるべきでしょう。


■キレイ事ではなく実利的な話

私は常々ブログで言っていることですが、こういう話は
決してキレイ事ではなく実利的な話なのです。

爆発的
それはある程度ビジネスで利益を出せるようになると
よくわかります。
より大きなステージに行くためには、もう、
小手先のテクニックなど何の役にも立たないのです。

必要なのはただひとつ爆発的なマインドだけで、
それを得るためには、どうしても、
心が強くて優しくなければならないのです。

という考え方から、私は哲学や宗教の本にも、
いつもヒントを探しています。