バズ・マーケティングとは何か?炎上マーケティングとは何か?
ということについて、この手法の長所と弱点についても
ここでは詳しく解説しています。
音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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バズというのは「騒ぎ」という意味で、
バズ・マーケティングというのは「話題を起こして集客する」
という方法です。
特にリアルビジネスの大企業が作るサイトで、
これがよく活用されています。
これの一番わかりやすい例は「炎上マーケティング」ですが、
ここでは炎上マーケティングについて特に詳しく解説します。
・炎上マーケティングとは?
これは「わざと賛否両論を呼ぶ行動を取る」というものです。
リアルのマーケティングの場合は「行動」ですが、
ウェブの場合は「記事を書く」と同意と考えていいでしょう。
たとえば芸能人の離婚は一種の炎上マーケティングです。
何でもいいから話題をよんで知名度を上げようということです。
(もちろん炎上マーケティングでなくて
普通に離婚するケースも多いとは思いますが)
そしてウェブの場合は、
たとえばあえて誰かの悪口をきつめの口調で書く、
政治や宗教など、人々が敏感に反応する話題について書く、
などの方法が炎上マーケティングの主流です。
こうした内容を書くと、当然非難のコメントも殺到します。
しかし、そのコメントの内容が批判であっても、
検索エンジンからしたらただの一つの「コメント」に過ぎません。
そして、コメントを書くために人はそのサイトに長時間滞在します。
そうすると、滞在時間が長いサイトとして検索エンジンから
高く評価されます。
・SNSでのシェアも増える
さらに、SNSでのシェアも当然増えます。
「何、こいつふざけんな!」とか「こいつ晒そうぜ」
という内容でシェアされても、シェアはシェアだからです。
検索エンジンではプラスのアクションとしてカウントされます。
こうした炎上マーケティングは集客に一見有利なようですが、
もちろんデメリットもあります。
それは「長く愛されるサイトを作るのが難しい」ということです。
・サイトは最終的に、長く愛されないといけない
ここまでも度々触れてきたように、
最終的には「長く愛されるサイトを創る」
というのが集客でも一番効果的なのです。
そうすると検索エンジンからの自然なアクセスが
増えるというのもありますが、
人気のある有名人などもシェアしてくれるからです。
小手先のテクニックを使うと、
一時的に集客をすることはできるのですが、
中身のある有名人はそれを見て逆に幻滅するので、
もう彼らからシェアをしてもらえなくなるのです。
つまり「最強の味方」を自ら逃してしまうわけで、
長期的な集客を考えると、これは致命的なんですね。
・検索エンジンだけで勝負すれば大丈夫?
こう書くと、「別に有名人とかに頼らなくても、
検索エンジンだけで勝負すればいいじゃん」と
言われるかもしれません。
その通りですが、検索エンジンで勝負する=良いサイトを作る、
ということです。
それは当の検索エンジンであるGoogleがはっきりと
「検索エンジンのためでなく、
ユーザーのためのサイトを作ってください」と
明言していることからも断言できます。
実際、昔と違って最近はどんどん良質なサイト
しか上位表示されなくなっています。
つまり、「検索エンジンだけで勝負する」にしても
「有名人にシェアしてもらう」にしても、
結局のところは「いいサイトを作る」しかないのです。
集客において唯一最大のルールは
「良いサイトを作る」ということだと、何度でも強調します。
(本当に、これ以外はないからです)