前回の記事の続きになりますが、
私の知り合いのサイトアフィリエイターは、
ある大きなテーマで新規ドメインを取得しました。

そして、今そのサイトの運営に入っています。
ここでは彼がテーマを絞らず、
あえて大きなテーマで取得した理由を書きます。

イノベーションジレンマ

音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
⇒ この記事の音声を聞く

■イノベーションのジレンマを避ける

リアルビジネスの世界で有名な言葉に
「イノベーションのジレンマ」というものがあります。

これは、「何かの技術でイノベーションを起こし、
それに専念すると、たくさん稼げる代わりに、
時代が変わった時、変化に対応しにくい」
というものです。

わかりやすくサイトアフィリエイトの例で考えましょう。

変化
■一つのテーマに特化すると、すぐにアクセスを稼げるが…

たとえば「アイドル情報」というタイトルで
アクセスを稼ぐのは難しいです。
大手のライバルが無限にいるから当然ですね。

しかしこれが「℃-uteの鈴木愛理情報」と、
かなり限定されていたら、
1位表示はそんなに難しくありません。

(もちろん、本当の1位はご本人のブログが取るでしょうが)

しかし、このように絞ったキーワードでサイトを作り、
それを熱心に更新していても、
鈴木愛理さんが引退してしまったら、
そのサイトは意味がなくなるわけです。

限定
つまり「鈴木愛理ファンサイト」という分野で、
イノベーションと言えるくらいクオリティの高いサイトを作り、
シェアトップを邁進していたら、
ある日突然それが無駄になる、ということがあるのです。

トップに立つには全精力を注がないといけないけど、
注いだ分、方向転換が難しくなる、ということです。


■大きなドメイン名なら、すべてそのドメイン下にサイトを作れる

しかし、これが大きなドメイン名なら、
そのドメイン下にすべてのサイトを作れます。

セカンドレベル
たとえば上の例なら「鈴木愛理.com」のようなドメインでなく、
「idolinfo.com/suzukiairi」のように、
あくまでセカンドレベルにするのです。

すべてのサイトをこうしてセカンドレベルで立ち上げていけば、
それらの記事がムダになることは一切ありません。

鈴木愛理のサイトを更新しなくなっても、
他のセカンドレベルのサイトが更新していたら、
ドメイン全体では「毎日更新を続けている」と
判断されるからです。

こうすれば、ムダになったサイトから
新しいサイトにリンクを貼るなどの危険なことをしなくても、
ムダになったサイトをそのまま活用できるんですね。

こうして、サイトアフィリエイトの
「イノベーションのジレンマ」を防ぐために、
その知り合いのサイトアフィリエイターは、
あえて大きなドメイン名を取ったのです。

もちろん、このやり方は長期戦になります。
すぐに結果は出ないでしょうが、
その分、結果が出始めたらそうそう崩れない、
強いやり方だと言えるでしょう。