フェイスブックを制すればSMOを制す、
ということが言われていた時代もありました。
(SMO=ソーシャルメディア最適化のことです)
しかし、時代は急激に変わっていて、
若いユーザーの間ではフェイスブック離れが進んでいます。
ここではその現実を紹介します。
音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■オランダではFacebookユーザーが半減
オランダではピーク時に比べて、
若年層のFacebookユーザーが半減したそうです。
オランダは最も減少した例ですが、
他の国でも軒並みFacebookユーザーは減少傾向にあります。
理由は、もうかつてのように「最先端の流行」でなくなったこと、
会社の上司なども皆やるようになり、
「会社と結局変わらない(むしろ、プライベートまで掘られ、
会社より悪い)」ということ。
親もやっていることが多く、親に監視されるということ。
親以外でも、誰でも検索できるので、
やはり昔の知人などから監視されている気がすること。
…と書き始めるとかなりのデメリットがあることに気づきます。
もちろん、監視と注目は紙一重なので、
注目されたい人にとってはそれもメリットなのですが。
まあ、有名人の有名税のようなもので、
一長一短があるということですね。
■フェイスブックを使う時間が長いほど、人生への不満が増す
…という調査結果が公式に出されています。
海外の大学でボランティアの参加者を募って、
権威と実績のある学者たちが検証したものです。
Facebookを使うほど人生への不満が増す理由は簡単です。
Facebookでは誰もが自分を飾っているため、
常に競争のストレスにさらされているからです。
写真は加工されているし、出来事は面白いことだけ書かれているし、
仕事の実績は誇張されているし、
とにかくみんながみんな見栄をはっているのが、
Facebookという場所なのです。
(ミクシイでも何でも同じですが。
というより、同窓会や結婚式もすべてそうですが)
そういう場所に行けば行くほど自分を見失うので、
見出しに書いたような結果になるわけです。
…ということもあって、Facebookのユーザーは今、
どんどん減っています。
Facebookがインスタグラムを買収したりしているのも、
力があるからというよりは、むしろなくなったからなのです。
「お金はある。でも、以前のような夢がない」
ということで、夢のある企業を買収しているわけです。
そして、そのFacebookの目論見を知っているので、
買収を断った企業もいくつかあります。
こういう時代背景も考慮して、Facebook戦略を
考える必要があるでしょう。
「フェイスブックを制すればSMOを制す」はもう古い?
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