■連鎖調和のテクニックの活かし方

逆に
連鎖調和をどう活かすか、これはたとえば「連想」ですね。

連鎖調和

音声も撮った↓ので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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たとえば今私は「連想」という単語を書きました。
ここから私は何を連想できるでしょうか?(笑)。

ありきたりな所でいくと、まず「マジカルバナナ」
出てくるでしょう。
「バナナと言ったらフルーツ」みたいに、
連想したものをどんどん言っていくゲームですね。

ここからどう話を広げるか。
それこそがまさに、その人の「連鎖調和」のテクニックなのです。

ここで意表をつくこと、あるいは的を射たことを書ければ、
「おお、この人の文章は面白い」となります。

…と書いているうちにどんどんハードルが上がってしまいました(笑)。
私が今マジカルバナナのルールを説明していて思ったのは、
「逆マジカルバナナ」というのはあるのか?ということです。

つまり「それはあり得ん」というものを答えないといけない、
というわけですね。

たとえば「バナナといったらメロン」はダメです。
直接のつながりはなくても、「フルーツ」という点で
つながっているからです。

(メロンは野菜でしたっけ?食卓ではフルーツ扱いなので、
 どちらでもいいですが。笑)

これだけだったら、「ただ変なゲームを考えた」というだけで
終わりです。しかし、たとえばタレントのローラさんは、
まさにこれで人気が出た人なんですね。

以前、彼女が健康ドリンクか何かのCMをしている動画を見ました。
彼女が試飲か味見をして、いろいろコメントをしていくのですが、
それが全部見事にトンチンカンなのです(笑)。

通して見てみると、商品の宣伝に何一つなっていないのですが、
結果的に面白いので拡散されて、その商品の名前が知られて、
それで商品が売れるというわけですね。

という風に、「逆マジカルバナナ」からも、
マーケティングに話を持っていくことができるのです。
(無理やり頑張った感がありますが。笑)

…というのが文章における
連鎖調和のテクニックです。
もちろん私もまだまだ修行中の身ですが、

「バナナと言ったら、万里の長城」などと言って、
突飛なところから話を核心に持っていく、
そういうスキルをぜひ身につけたいものですね。