■海外で生活すると節税で有利

ビジネス的な話をすると、海外で生活していると節税でも有利になります。
まず第一に、「社会保険料」を払わなくてすみます。

これは年金、健康保険などのお金です。
これらは日本にいる限り、払わなくてはいけません

(年収が30万程度以下の人など、市町村のルールによって
 全額免除になることもありますが、それにしても申請が必要です)

これに対し、海外に出て「非居住者」となると、
全額免除の申請などをしなくても、支払いが免除になります。

もちろん、その期間分の年金は払ってないのだから将来もらえないですし、
日本の病院で保険を使うこともできません。
なので、デメリットもあります

ただ、「俺は健康体だから保険とか要らないぜ」という人にとっては、
「使いもしないお金を払う」という必要がなくなるので、
いいシステムでしょう。

また、年金についても今のままでは将来もらえるのかどうか誰もが不安な
はずです。
「もらえるかどうかわからないものに払いたくない」という人は、
海外に出て非居住者になるという手もありでしょう。

(繰り返し言いますが、日本にいる限りは、低所得者でなければ
 払うことは義務となっています)

ちなみに、こういう社会保険料は大体「年収の10分の1」
持って行かれます。
年収300万の場合は30万、年収1000万の場合は100万、
といった感じです。

(実際の計算はもっと緻密ですが、大体このラインです)

こう考えると「たかが社会保険料、されど社会保険料」ということが
わかるでしょう。

そもそも年収の10分の1というのは「1ヶ月以上の労働」ということです。
非居住者になるだけで「まるまる1ヶ月働かなくていい」というのと
同じなんですね。

今自分で書いていて「うげ。そんなになるのか」と思いました(笑)。
稼いだ人がどんどん海外に出て行く理由が、
あらためてわかった気がします。

(稼いでなくても出た方がいいかもですね)