これまでのネットビジネス、これからネットビジネスは
どうなっていくのか、どんな人がこれから稼ぐことができるのか?
これから先起きないことは何か?などについて説明していきます。

ネットビジネス

音声も撮った↓ので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■これまでのネットビジネスの歴史

どんな業界でも、自分の業界の歴史を知っておく、というのは鉄則です。
それでこそ未来が予測できるからです。
(これをまったくせずにする予測は、ただの希望的観測です)

というわけで、ここではネットビジネスの歴史を紹介しながら、
今後の展開についても予想していきます。

(もちろん、あくまで私の予想ですが、
 さまざまなビジネスの歴史を元に考えたことなので、
 それなりのヒントを感じていただけるかと思います)


■情報業界がひどかった時代の話

少し前の情報業界は、それはそれはひどかったものです。
たとえば情報商材にしても、詐欺以外の何物でもない
というものが沢山ありました。

「今もあるよ?」と言われるかも知れませんが、
今のよりももっとストレートな詐欺でした。

たとえば「誰でも月100万稼げる方法」という教材だったら、
中身を開くと「この教材は1万円なので、これを100人に売ってください」
とだけ書いてあるのです(笑)。

確かに、それをやれば100万円稼げますよね。
一応「誰でも月100万稼げる方法」ではあります。
(100mを5秒で走れば、誰でもオリンピックで金メダル、みたいなもの
ですね)

こんな詐欺というかイタズラのような商品も、
昔の情報業界では売られていたのです。

ただ、逆にこの方がマシだったかも知れません。
今はもう少し悪質というかずる賢くなっています。


■「詐欺」と断言できないグレーゾーンの詐欺商材

たとえばさっき書いたようなものなら、はっきりと「詐欺」
断言できます。
こういうものが裁判になったかどうかは知りませんが、
仮に裁判になっていたら、おそらく消費者が勝ったのではないでしょうか。

また、裁判になろうとなるまいと、
こういう商材を放置しておいたら、
当然それを扱う会社(今ならインフォトップなど)にも苦情が殺到します。
(インフォトップは最も健全な会社ですが)

なので、そうした会社としては、こういうはっきりした詐欺商材は
追放せざるを得ません。
こうして、わかりやすい詐欺商材は消えていったわけです。

で、代わりに出てきたのが「詐欺と断言できない」詐欺商材です。
つまり、一応それなりのボリュームがあり、それなりのデザインが
してあり、「一見まともな教材」なのです。

しかし、書いてあることはネット上に散らばっているノウハウの
寄せ集めであり、見る人が見れば「詐欺以外の何物でもないだろ」
というものなのです。

ただ、当然ですが裁判官などがこれを見ても、
それが役に立つものかどうかはわかりません。

インフォトップのような会社の方にしても、
その内容だけで「詐欺」とまで断言することはできません
(一応、そこに書いてあるノウハウも、真新しいものではない、
というだけで、間違いではないからです)

…というわけで、「詐欺ではないけど稼げない」という、
グレーゾーンの詐欺商材が横行するようになりました。

これは今でもそれなりの数あり、この業界が人々から怪しい目で見られる
原因にもなっています。