▼雑談系について

雑談系の配信というのも一定のニーズがあります。
ただ、普通のおじさんが雑談していても、当然誰も見ません(笑)。

雑談で人気を得られるのは、やはりかわいい女の子や、
あるいはイケメンさん
です。
そのくらいしか「しゃべっているだけで価値がある」
ということはないでしょう。

女の子だと、たとえばここから有名になった人も何人かいます。
たとえば「なあ坊豆腐」というHNで活躍していた女性は、
そこからタレントとしてメジャーデビューもしました。

なあ坊豆腐さんの番組は少し見たことがありますが、
雑談系と分類していいと思います。

ちなみに、彼女は一度問題を起こしていますね。
そのニコ生中に誰かが彼女に向かって
「AV出ろ」ということを書いたようです。

で、彼女が怒って配信をやめてしまったのですが、
その時の彼女の言葉にいろいろ不適切な内容があったということで、
かなりの批判が殺到したようです。

本来悪いのはその「AV出ろ」といった視聴者なので、
彼女が普通の対応をしていれば批判されることはなかったのですが
(あるいはスルーしていれば)
このような対応をしてしまうとまずい、ということです。

(これについては、また後ほど詳しく書きます)


▼音楽系配信

これは私の友人がかなり好きな分野です(笑)。

彼が好きなボーカルの一人に「ピコ」という方がいます。
この人はニコ生で話題を呼んで、
メジャーデビューした男性ボーカルです。

彼の何が話題になったかというと、
「両声類」ということです。
つまり、男性と女性の両方の声で歌えるんですね。

ピコさんのこの技術は本当にすごくて、
女性の声でも「実力派ボーカル系」「アイドル系」と、
いろいろなタイプの声で、本職の人よりもうまいくらいで歌えます。

男性の方でも、ノーマルなボーカルから、激し目のシャウト、
ふざけた声など何でも歌えるので、ただ単に女性の声が出せるというより
「いろいろ出せて、その中の一つとして女声がある」
という感じです。

アニメ「銀魂」の主題歌なども担当し、
メジャーの世界でも徐々に人気になっています。

かつての音楽シーンなら「両声類」というだけで
メジャーデビューするのは難しかったでしょう。

しかし、ニコ生のようなメディアができたことで、
こういうニッチな歌唱力を持つボーカルさんでも
表舞台に出られるようになったわけです。

この点、ネットビジネスの観点から見ても面白いだけでなく
芸術の世界にとっても、ニコ生は多くの価値を提供しているなと思います。