カーネル・サンダースが
65歳からケンタッキー・フライドチキンを
起こしたということは有名です。

しかし、これについてはよく勉強されずに
65歳という部分だけが強調されている、
という感じもあります。

ここではカーネル・サンダースの成功をよく分析しながら、
ここから学べることについて論じていきます。



音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
⇒ この記事の音声を聞く

■カーネル・サンダースは何もせずに65歳になったのではない

まず、カーネル・サンダースはケンタッキーを
始める前から十分すごい人でした。

40代の時にはケンタッキー州からカーネル(大佐)
という称号をもらっていますが、これは本当に
限られた人しかもらえないものです。

歴代で受賞した人間は10人ちょっとで、
アメリカ大統領などそうそうたる顔ぶれです。

その中にすでに40代で名前を連ねていたのですから、
実は立派な名士だったのです(ちなみにカーネル・
サンダースの「カーネル」という部分は
本名ではなく、この称号から来ています)。


■60歳で無一文だったのは本当

そのように活躍していたサンダースですが、
60歳で無一文だったというのは本当です。

時代の流れでその当時手がけていた事業が
倒産してしまい、何もない状態で60歳になったのです。

その時には年金でおとなしく生活することも
考えましたが、もらえる年金の金額が予想外に
低かったので、これで生活するのは厳しいと思い、
再度事業を立ち上げることにします。

しかし、資本がないため自分で店舗を
開くなどのことはもうできず、苦肉の策として
考えたのが、世界で初めてとなるフランチャイズ方式
だったのです。

フランチャイズはもともとケンタッキー・
フライドチキンから始まったんですね。

それがある程度軌道に乗って本格的にスタートし、
ケンタッキーという会社にしたのが65歳の時
だったわけです。


■実力と精神力さえあれば、何度でもやり直せる

このサンダースの人生から学べることは、実力と
精神力さえあれば何度でもやり直せるということです。

彼は無一文になったわけですし、60歳を超えている
という誰が見てもハンディのある状態だったわけですが、
そこから歴史を変えるような企業を
生み出してしまったわけです。

それが可能だったのは、サンダースに
驚異的な実力と精神力があったからです。

ビジネスをする上で一番頼りにしなければ
ならないのはお金でもなく、
ネットビジネスなどの業界でもなく自分自身です。

極端な話、ネットビジネスという業界が
消えてしまっても生き残れるくらいの人間を
目指すべきです。