「成功するためには逆算が大切」ということは
よく言われます。
おそらくほとんどの人は頭ではわかっていても、
実行はできていないのではないでしょうか。
ここではなぜ逆算の成功法則を実践できないのか、
理由を考えます。
音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■逆算が全然具体的じゃない
一番多い原因がこれです。逆算している
つもりでも全然できていないものです。
一番多い例は、
「30歳で年収1億、だから29歳で年収5000万、
28歳で2500万…」みたいなものです。
これは確かに逆算ではありますが、なんの
根拠もない極めて適当な数字を並べただけです。
ただの子供の願望です。
本当の逆算というのは、「では、28歳で
年収2500万になるにはどうしたらいいか」と
いうことを全部具体的に考えないといけないのです。
「○○をする」という答えがでたら、「じゃあ、
その○○をするためには××が必要だ」という結論を
出し、「では、その××をするためには…」と
いう風にひたすら逆算を連続するのです。
■「5W1H」の中にさらに「5W1H」が生まれる
何か計画をする時は、「5W1Hで考えろ」ということが
よく言われます。「いつ、どこで、誰が、何を…」と
いうものですね。
この中で「How」は「どうやって」なんですが、
実はこの「どうやって」というのは、その中に
さらにまた「5W1H」がたくさん生まれるんですね。
「どうやって」というのを本気で考えると、上に
書いたように「そのためにいつこれを誰とやって…」と
いうような計画を立てる必要があるからです。
つまり、マトリョーシカ(ロシアの人形の中に人形が
延々とはいっている人形)のように、いつまでも
中身が連続して生まれるわけです。
この細かいシミュレーションや計画を徹底して立てて、
かなりの確率でこれは実現に移せるだろうとなった時、
ようやく逆算は完成するのです。
■モチベーションまで含めて管理する
計画を立てても、それを最後まで完遂する
モチベーションが続かなければ実現には至りません。
なので、モチベーションの管理をどうするか、
というところまで考える必要があります。
「とにかくやる気出します!」はダメです。
これは失敗する人の典型例です。やる気を出すだけで
何でもできるなら、その人が小さい頃から
言ってきた野球選手になるだとか、歌手になるだとか、
中間テストで1位を取るだとか、全部できたはずなのです。
でも出来なかったでしょう。努力すればできたかも
しれませんが、やる気が沸かなかったはずです。
なので、逆算計画はモチベーションの管理まで
含めて考える必要があります。モチベーションの
管理についてはまた別の記事で書いてます。