「思い出はいつも綺麗だけど、それだけじゃお腹が空くわ」
このフレーズは、ジュディ・アンド・マリーの名曲
「そばかす」のサビの歌詞です。
アニメ「るろうに剣心」の主題歌として知っている人も
多いでしょう。私たちの世代であればドストライクな
はずです(笑)。
今回はこのフレーズからビジネスについて考えてみます。
音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■思い出は切り捨てた方が成功できる?
成功者やお金持ちというのは、昔の友だちと徐々に話が
合わなくなってきます。不労所得で生活している人と、
毎月ギリギリで生活している人の話が合うわけはないですし、
経営者とサラリーマンも物理的には対立する立場にあるので、
これもやはり話が合わないわけです。
だから悲しい現実ですが、成功すると昔の友達とは疎遠に
なるということがほとんどです。
また、そもそも成功しなかったとしても、やはり社会人に
なると学生時代の友達とは徐々に疎遠になっていきます。
お互い仕事が忙しいからです。
そんな中でも思い出を大事にして、友達に呼ばれたら時間も
お金もないのに無理して飲み会に出て、ということを
している人もいます。基本的にお金持ちになる上で、
これはマイナスと言われています。
■友達は負債である
この一言は思い切り賛否両論だと思いますし、私もそこまで
言うのはどうかと思います。ただ、物理的に見ると確かに
負債です。つまり「自分からお金と時間を奪っていくもの」です。
もちろん、その友達が自分の心に火をつけてくれたり、
あるいは優しい気持ちにしてくれたり、ビジネスのヒントを
与えてくれるというような存在であればいいでしょう。
そこで会ったことが利益に直結しなくても、最終的に利益に
つながるなら負債ではなく資産です。しかし、それらの何もない
友だちと会うのは、ただの負債なんですね。
これは幻冬舎のカリスマ社長である見城徹氏も、著作などで
しばしば語っています。「自分に刺激を与えてくれるような
友人関係しか持たない」と。見城徹さんに限らず、
成功者は大抵そうです。
恋愛でも友情でも思い出は大事なのですが、それは場合に
よっては自分の負債となることもあるので、本当に成功したいと
願うのであれば、負債となっている思い出は切り捨てることも
大事なんですね。
そもそも、ここで「あの人との関係は絶対に必要」と即座に
思えるような関係でなければ、どっちでもいいわけですから。