「顔に書いてある」という言葉が昔から日本にはありますが、
これは嘘ではありません。科学的にも事実とされていて、
これ専門の学問もあります。

「表情学」というものですが、それについて詳しく説明します
(この学問は日本ではまだ盛んでないため、学問の名前は人に
よって表現が違いますが、中身は同じです)。

表情

音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
⇒ この記事の音声を聞く

■微妙な表情の違いで、人間の本音は必ずわかる

表情学は、「微妙な表情の違いで、その人の本音を見抜く」と
いう技術を追求しています。これは夢物語とか空想ではなく、
現実にFBIやCIAなどが実践しているのです。

スパイ容疑でとらえた人物などの本音を、これによって
見抜くのですね。

こういうスパイの嘘を見抜く方法としては、古くから
嘘発見器が使われてきました。これは脈拍の動きによって嘘を
ついているかどうか判断するものですが、本当に鍛えたプロに
なると、それすらも耐えてごまかすことができるんですね。

なので、嘘発見器でも見抜けない嘘を見抜く方法として、
表情学が研究されているのです。

どんなに演技しても絶対に現れる微妙な表情を見抜き、その瞬間、
何を言われたらその人が動揺するかも見抜き、その一言を
かけることでその人の演技を崩すわけですね。

世界最高峰の情報機関で使われている技術ですが、にわかには
信じがたいですが、本当にそれはできるのです。


■「本物の表情」というのは私たちにもわかる

上のように書くといかにも特別な世界の話で私たちには関係が
ないかのようですが、そうではありません。私たちも日常で、
誰かが「本当の本音」で接してくれた時には、それが表情や声で
わかるものです。

これは体験した人ならわかるでしょう。私もそんなにたくさん
体験したわけではありませんが、何度かはあります。

振り返るたびに「あの時、あの瞬間、あの人の言うことには嘘が
1㎎もなかった」と確信するのです。それはとてもいい思い出です。

まだ体験したことがないという方も、いつかは体験するでしょう。
逆にそれを体験しなかったら、どれだけ効率的に稼げたとしても
そんな人生は意味がないと思います。そのくらい、人の本当の
本心に触れるということは、幸せなことです。

書いていて、やっぱり私はそのために生きているのだな、と
思いました。

いろいろ欲しいものが他にもあってそのために効率的に稼ぐことを
日々求めていますが、やっぱり究極に欲しいものは、過去に何度か
あったそういう瞬間を、もっとたくさん体験することなのだ、と
思います。