この間友人と話していて、自動車学校の経営の話題に
なりました。その時の内容が面白かったのでシェア
したいと思います。
音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■自動車学校は普通に経営していたらもう無理
まず、自動車学校は今までどおりの経営をしていたら、
確実に倒産します。現実に今、年に数百ヶ所という
勢いで潰れているそうです。
若者が車に興味をなくしたのに加えて、そもそも若者の
人口が減っているわけだから当然ですね。
この先高齢者は増えるので、高齢者講習の需要はまだ
あるから、そっちで勝負しようという話も聞かれます。
しかし、それだって限界があるでしょう。高齢者の方々は
いつまでも車に乗れるわけではないですし、七十歳を
過ぎた頃から免許を返却する人も多いです。
また、自治体もそれを推奨しています
(事故を防ぐためですね)。
なので、どう考えても今までどおりの「免許」に関する
事業だけでは(あるいは日本人を対象にしているだけでは)
間違いなくしぼんでいくのです。
■「はたらくくるま」の体験施設にしては?
で、私と友人が話していて盛り上がったのは
「はたらくくるま」の体験施設にしようというものです。
自動車学校の敷地は私有地なので、この中では何を
運転するにも無免許でOKです。
トラックもOKですし、フォークリフトもOKです。
フォークリフトなどの場合、ものを持ち上げたりする
操作の場合は免許が必要らしいですが、ただ移動する
だけなら無免許で大丈夫です。
また、操作についても教官が同乗しているなら、
かなりのレベルまで認められるはずです。
でないと講習ができないですからね。
なので、働く車の体験施設として新しいサービスを
提供したら、結構行けるのではないかと思いました。
つまり、半分娯楽サービスにするんですね。
■企業の研修にも使える
これは趣味の遊びになるだけではなく企業の研修にも
使えます。
たとえば物流の会社に入った場合、総合職だったとしても
現場のことを多少しっていた方がいいでしょう。
しかし、いちいちフォークリフトの講習を受けさせたり
するのは、時間も手間もかかります。
それが、このような体験施設があれば格安で1回だけの
研修でも利用できます。1回だけでもこれらの特殊車両を
運転したことがあるのとないのとでは、物流に対する
理解がまったく違ってくるでしょう。
大企業ならそういう研修もすでにやているかも知れませんが、
中小企業でもそれができるような態勢はなかなかないです。
なので、このような施設があるといいのでは?と友人と
私は思いつきで話していました。
一見自分と関係ないような業界でも、いやだからこそ、
いろいろ妄想するのは楽しいものです(笑)。