私はそんなに暗算が早い方ではないですが、暗算が早いと
ビジネスにも強くなるというのはある程度本当です
(真面目にビジネスをしていると、自然と少しは暗算が
早くなります)。その理由を説明します。
音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
⇒ この記事の音声を聞く
■お金の計算をする時、ストレスが半減する
人間は何か行動をする時、必ず少しはストレスを感じます。
なぜかというと脳という臓器を物理的に運動させるからです。
どんなに体力がある人でも走れば何らかの疲れが
たまるように、人間はなにかを考えたりやったりすると、
必ず少しはストレスを感じるようになっているのです。
それはお金の計算をする時も同じで、「成約率が10%で、
読者数が5000人で…」という計算をしているうちに、
間違いなくある程度のストレス、疲れは感じているのです。
これが暗算慣れしていないとますます疲れを感じます。
人間が計算する時に使う脳の領域が鍛えられていないから
ですね。
しかし、暗算が得意な人はその部分が発達しているし、
そことつながるすべての神経回路が太くなっているので、
この部分を使ってもさほど物理的な疲れがたまらないのです。
なのでスラスラとノンストレスでお金の計算が
できるわけです。ノンストレスでやっているのでミスも
少ないですし、仕事も楽しくなるというわけです。
楽しくなるから成長して…(以下略)というわけです。
■ただし、暗算は一つの道具にすぎない
言うまでもないことですが、暗算はビジネスを楽しくしたり
正確にしたりするための「一つの道具」に過ぎません。
たとえば上のような成約率などの計算をしている場合
「成約率」の意味を知らなかったら、それを辞書で調べる
ところから始めないといけません
(まあ、中学生以上であればわかるとは思いますが。笑)
そのように、経験のない分野では暗算が得意であっても
当然ストレスを感じます。
というより最初から何もできないことすら多いです。
逆に経験があれば暗算ができようができまいがノンストレスで
すらすら仕事を進めることができる、というわけです。
「当たり前のことを言っている」と思われるかも知れません。
しかし、実は意外と多くの人がやっている間違いです。
「一つの道具」に過ぎないものを「これさえあれば全て
うまくいく」と過信して、そればかり鍛えてしまうとか
使ってしまうということです。
ネットビジネスの教材とかツールで、身に覚えが
ある人も多いでしょう(笑)。
すべてのものは一つの道具に過ぎません。それを
忘れないようにしましょう。
[…] この間、ウォーレン・バフェットとビル・ゲイツが ハーバード大学の学生と語り合う、という映像を YouTubeで見ました。だいぶ前の映像ですけどね(笑)。 その中で、ビル・ゲイツが語ったバフェットの習慣で、 印象に残ったものの1つを書きます。 音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。 ⇒ この記事の音声を聞く ■ウォーレン・バフェットの手帳は、真っ白だった ある日ビル・ゲイツがバフェットの自宅に行く約束を する時、「OK、いつがいい?」と彼が手帳を開いたそうです。 その手帳が真っ白だった(つまり予定が一切なかった) ことに、ビル・ゲイツは驚いたそうです。 確かに彼は絵に描いたような長期投資家なので、株の 値動きにジタバタすることはありません。 一度投資したら、あとは数年から数十年待ち続けるだけです。 しかし、それにしてもあれだけの地位にあればたくさんの 誘いもかかるだろうし、実際投資家として貴重な情報を 得るために、経営者と会ったりする時間も必要でしょう。 でも、バフェットは敢えてそういう予定をほとんど入れて いなかったんですね。 そして、ビル・ゲイツのような世界でもっとも多忙な 人間と会う時、彼に予定を合わせたわけです (ビル・ゲイツのスケジュールといったら、間違いなく 世界でもっとも過密ですからね)。 ■「上手な断り方を学びなさい」 その時ビル・ゲイツが「余計な用事は入れないように しているんですね」とバフェットに言ったら、バフェットは 「上手な断り方を学びなさい」とアドバイスをしたそうです。 つまり、バフェットのもとにはやっぱりたくさんの誘いが 来ていたわけです。それをうまく断って、真っ白な予定表を 実現していたわけですね。 必ずしも誘いを断ればいいというわけではないと思います。 バフェットのような実力者でもないのに、断る力ばかり磨く というのは、少し勘違いしているかも知れません。 ただ、「余計な用事を入れない」というのはやはり大事だと 思います。 一番大事なスケジュールを入れやすくするというためにも 大事ですが、それより何より、集中力をキープするために 大事でしょう。 一つ一つの用事は小さなものでも、集中力は必ず 奪われています。1つの作業をした後別の作業に移る時、 また一から集中力を高めていかなくてはいけません。 そのようなロスを出さないためにも、バフェットのような 「断る力」を磨くのが大事だと思います。 前の記事を見る次の記事を見る […]