いよいよ4月から消費税が増税されますね。実は消費税は
本来払わなくていい、ということを知っているでしょうか。

税金に詳しい友人から聞いた話で、私もまだ完全には
理解できていないのですが、ここではその理由を説明します。

消費税

音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■消費税は、商品の製造過程でほとんど納税済み

私たちはいろいろ商品を買いますが、その商品が
製造されるまでの段階で、いろいろ「買い物」が
あるわけです。

たとえばコーヒーならコーヒー豆を買って、豆を
すりおろすためのマシンを買って…というような
「買い物」ですね。

これらの過程にも当然消費税がかかっています。そして、
こういう「製造過程の消費税」については、徴収しないと
国が決めているんですね。

なので、「消費税還付」というのを申請すると「あなたが
今年払った消費税のうち、商品の製造過程ですでに
納付されていたのは○○円です」といって、その○○円が
返って来るのです。


■消費税の仕組みは複雑怪奇

多分、上の説明を聞いても「よくわからないな」と思う
でしょう(笑)。

要は「本来、消費税の9割は返ってくる」ということです。
たとえば私たちがデパートで1万円のものを買ったと
しましょう。この時、消費税は今なら500円ですよね。

でもデパートで1万円で売っているということは、原価で
大体8000円くらいはかかっているはずなのです
(金額は適当ですが)。

ということは、8000円分の消費税、つまり400円は
「もう納付済み」なんですね。なので、私たちが
この買物ではらう消費税は、デパートの利益に
かかる分だけで、「100円」でいいのです。


■私たちは消費税だけでいくら無駄に払っているのか?

日本人の生涯年収は2億~3億といわれています。
このほとんどを買物で使い果たすということは、つまり
「生涯で2億の買い物をする」ということです。

消費税は来年から10%になります。ということは、私たちは
生涯で2000万円の消費税を納めるということです。

でも、この9割を払わなくていいのだとしたら、実に1800万
という大金が浮くのです。これだけの大金を「無駄に
払っている」というのは、税金というのは何て恐ろしいもの
なんだろうとあらためて思います。

ただ、この消費税還付というのは普通の個人では
受けられません。それ用の申告をした個人事業主や、
会社だけが受けられるものです。

これについては別記事で詳しく書きます。