外貨預金をする時、多くの人が気にするのはやはり金利
でしょう。
外貨預金の魅力は、日本にはない高金利だということも
よく言われます。
しかし、当然ながら金利が高いというのはハイリスクと
いうことです。実際に金利が高くて人気だった国の国債が
破綻した例を紹介しましょう。
音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■破綻の1年前まで人気だったアイスランド国債
アイスランドは08年に金融危機を起こして破綻しました。
アイスランド危機と言われるものです。しかし、この事件を
起こすわずか一年前まで、アイスランドの国債は日本でも
人気があったんですね。
All Aboutなどの記事でも取り上げられていたくらいです。
All Aboutが取り上げていたというだけではなく、当時の
世界の国債の格付けでもアイスランドはトリプルAという
最高ランクの格付けでした。
格付けを信用するなら、この上なく安全な国債の一つ
だったんですね。しかも10パーセントという高金利なわけ
ですから、人気だったのも当然と言えるでしょう。
しかし、そのアイスランド国債もあっさりと破綻して
しまいました。このように高金利の国債とか通貨というのは、
何かしら裏があるものなのです。
どんなに安全と言われていても、ですね。
■カンボジアのドル預金はどうか?
最近話題になっているのはカンボジアのドル預金です。
定期預金で1年預けると6%以上の高金利がつくということで、
とても話題になっています。
カンボジアなのに何でドル?と思われるかも知れませんが、
カンボジアでは自国通貨よりもドルの方が信用が高いので
流通しているのです。
私の友人ももうすぐカンボジアに移住するのでこの定期預金に
とても興味を持っていますが、今のところ、彼は静観する
そうです。
今の彼の場合投資をするよりもビジネスをした方が断然
稼げますし(というより、ほとんどの人はそうです)、上に
書いたように、わずか1年で国債が破綻するケースもあるため、
カンボジアもまだ安全とは言いがたいからだそうです。
と、少し複雑な外貨の話になりましたが、ネットビジネスも
最終的には「お金とは何か」「経済とは何か」ということを
考えながら回す必要があるので、私も徐々にこういう方面に
詳しくなっていきたいと思います。