私はまだ投資にはさほど手を出していませんが、手を
出すなら分散投資がいいかな、と思っていました。
しかし、最近ウォーレン・バフェットについて調べていたら、
投資の神様であるバフェットは分散投資を否定していた
というんですね。
ここではその理由を書きます。
音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■分散投資は利益が縮小してしまう
分散するということは、儲かる銘柄につぎ込んだお金も
少なくなるということです。
となれば当然、それが当たった場合の儲けも小さくなります。
外れた銘柄でのダメージも少なくなりますが、あたった
銘柄での利益も小さくなるというわけです。
ウォーレン・バフェットはこれをはっきりと「愚挙」と
言っています。「分散投資はリスクヘッジではない。
無知に対するヘッジだ」という言葉です。賢そうに
「リスクヘッジ」などという言葉を使っているけど、
実際には自分の読みに自信がないだけ、というわけです。
なかなか痛烈ですが、確かにそうかも知れません。これは
就活に当てはめてみてもわかるでしょう。
■ダメな就活生ほど、業種や職種が適当である
失敗する就活生の特徴として「入りたい業界が決まって
いない」「職種も決まっていない」ということがいえます。
もちろん、「何でもいける」というオールラウンダーも
いますし、「自分の可能性を広げたい(とキレイ事でなく
思っている)」人もいるので、むしろ固定しない方が
いいケースもあるでしょう。
しかし、大抵の場合「あれもいいかも、これもいいかも」
と思う状態というのは、就活にかぎらず「自分を
わかっていない」「その分野のことを何もわかっていない」
ということなのです。
孫子の言葉でも「彼を知り己を知れば…」という有名な言葉が
ありますが、自分をよく知っていて、その分野のことを
よく知っていたら、おのずとやることは絞られるんですね。
なので、バフェットも「自分が何をやっているかわかっている
人間にとって、分散投資は意味がない」と語っているのです。
これは投資の世界に限らず、人生全般において言えることだと
思います。
投資の勉強をしていると、人生に通じることが多いなと
最近痛感しています。