私たちは「気合いを入れる」というと、何やら力むことだと
思ってしまいます。
しかし、本当に気合いが入った状態というのは、すごく
リラックスしていて、脳からアルファ波が出まくっている
状態です。
音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■アルファ波が出ている時の脳は最強である
いろんな実験によって、人間がもっとも正しい判断、計算が
できるのは、脳にアルファ波が出ている時だとわかっています。
この話は聞いたことがある人も多いでしょう。
気合いをいれるのはもちろんいいことです。ただ、気合いを
入れることの目的は、「結果を出すこと」のはずです。
ということは一番いい結果を出せる状態になることが重要な
わけです。そのためにはアルファ波を出した方がいいんですね。
リラックスした方がいい、というわけです。
よく漫画などで登場する典型的ガリ勉エリートのキャラが
「何であんな遊んでる奴の方が成績がいいんだ!」と、
リラックスしながら成功しているキャラを見て嫉妬している
場面があります。
あれは科学的に説明するとこういうことなんですね。
リラックスしているキャラの方はアルファ波が出ていて、
ガリ勉君はストレスまみれになっているというわけです。
■ストレスをためると、大脳新皮質が使えなくなってしまう
ストレスをためると、それがどんな真面目な理由で発生した
ものであっても、大脳新皮質が使えなくなってしまいます。
そして、大脳辺縁系という「動物的な部分」を使うモードに
切り替わってしまうんですね。
そうなると目先の満足しか考えられなくなるので、たとえば
勉強中でもつい漫画を読んでしまったり、大人のサイトを
見てしまったりするというわけです(笑)。
なので、まじめなはずのガリ勉くんがそうしてサボってしまい、
そんな自分を責めてさらにストレスがたまり、さらにまた
サボってしまうという悪循環に陥るのです。
こういう経験がある人は結構多いのではないでしょうか。
私も今まで数え切れないほどありました。実は「自分に
プレッシャーをかける」というのは、使い方がよほど
正しくない限り、こうなってしまうのです。
なので、私たちがやるべきことは「ストレスをためない」
「リラックスする」ということなのです。真面目に考えて
いるからこそ、力を抜く必要があるのです。
精神論でなく、科学で証明されていることなんですね。