「早起きは三文の得」というのは小学生の頃から
聞いてきた話だと思いますが、ここではそれを科学的に
考えたいと思います。

早起き

音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■早起きというより、早寝の段階で得する

早起きということは、言うまでもなく早寝をしている
ということです。実はこの早寝の効果が大きいんですね。

人間の体は、夜10時から深夜2時に眠っていると成長
ホルモンが大量に分泌されるようになっています。

この時間帯は成長ホルモンにとってもゴールデンタイムの
ようなものです。

成長ホルモンがたくさん出ていれば新陳代謝が活発に
なるので年も取らないですし、筋肉などもどんどん
鍛えられます。

同じ運動をしていてもその成果が出るまでの時間が
短くなるわけですね。得することばかりです。

早起きも三文の得なんですが実は早寝も、三文
(というかもっと)の得があるんですね。


■早起きの方は何の得が?

人間はもともと昼行性の生き物なので、朝日を浴びると
いいホルモンが出るようになっています。

ペット・ショップ・ボーイズのヒット曲の一つ
「Se a vida e」(なるようになるさ、という意味)でも
サビの歌詞に「come outside and feel the morning sun」
というフレーズがありました。

(って、変な話題になってしまいましたね(笑)。
中学時代英語の授業で使われた歌で、ここの部分だけ
覚えています)

人間が何で昼行性になったかというと「昼の方が安全
だから」です。猛獣の姿を目で察知して危険を回避
できるからです。

もちろん、コウモリのように超音波で相手を確認したりする
進化を遂げたら、それはそれでよかったのかも知れません。

しかし、超音波のコミュニケーションで人間のような高度な
文明が築けたとは思えないので(少なくとも、現時点で
人間の方がコウモリより上の文明を築いているので)、多分、
生物にとって昼行性というのは有利なのです。

夜行性よりも。

というわけで人類は昼行性になり、昼行性の生き物だから
夜が好きだろうが嫌いだろうが、朝日を浴びた方がいい、
というわけです。

私も結構夜更かしは好きなので、夜更かしを否定している
わけではないですし、むしろ仲間意識を感じるんですが、
最近は徐々に朝型に切り替えるようにしようかな、と
考えたり考えなかったりしています(笑)。←曖昧ですね。