たまに朝におしゃれなカフェに行くと、いわゆる
「朝活」をしている人たちがいます。
音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
⇒ この記事の音声を聞く
私がこれを書いている今は、みんなで英語で会話する
練習をしているグループがあちこちにいます。
(外人さんも混ざったりしているので、かなり本格的な
感じです)
そんな意識の高い人々を横に、思ったことをつれづれなる
ままに書いていきます
(ちなみに、今ネットにつながっていないので、
アップするのは夜かも知れません)。
■やっぱり朝行動した方がいい
朝というのはいろいろ得です。
人間は昼行性の生き物なので朝日を浴びることによって
健康なホルモンが出るようになっていますし、早起き
ということは早寝をするので、成長ホルモンの分泌が
一番盛んな夜10時から深夜2時に眠ることもできます。
というように科学的にも得なのですが、たとえば経済的にも
得です。
今私がいるカフェではおしゃれなアボガドのサンドイッチが
ついたモーニングが390円で食べられます。
しかし、これがモーニングの時間が終わって昼になると、
コーヒーだけで300円なのです。
このアボガドサンドイッチは、どう見ても90円のレベル
じゃないんですが、それが実質90円で食べられるわけです。
マーケティングに釣られているわけではなく、これは
明らかに得です(逆に、昼は損です)。
■朝の方が得なのに、みんなギリギリまで寝ている
このように朝は明らかに得なのに、このカフェのモーニングを
はじめとして、人々がそれを利用しない理由は「朝起きれない」
からです。
会社があればギリギリの時間では起きるでしょうが、それでも
やっぱりギリギリまで寝ていて、朝の余裕ある時間というのは、
なかなかないのです。
本当にもったいないことだなと思います。
科学的にも経済的にも早起きした方が三文の得どころでは
ないのに、それをみんなのがしているわけですね。
私も含めて(笑)。
こんなことを書いているのは、私自身もそんなに正しい生活を
していないからなのですが、早起きするかどうかは置いておき、
正しい生活習慣はやっぱり大事だと最近痛感しています。
作家さんなどの場合、夜型の方が調子がいいという人も
いるので、絶対に早寝早起きが正しいとは思いません。
でも、上に書いたようにいろいろ有利なことが多いので、
どうしても夜型というこだわりがあるのでなければ、早起きを
意識したほうがいいのだろうと思います。
ということを、朝から英語で会話する意識高い人々を横に
かんがえました(笑)。
[…] 心理学の世界に「モラル・ライセンシング」という言葉が あります。 これはビジネスで成功するためにも役立つ知識なので、 解説します。 音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。 ⇒ この記事の音声を聞く ■モラル・ライセンシングとは? これは「いいことをしたら、その後自分に甘くなる」 というものです。 たとえば募金をした後、一時的にゴミの分別をサボって しまったりということですね。 これは体感でいっているのではなく、実際に心理学の実験で いろいろなことを行い、確かめられた現象です。 これは「いいことをした」時だけでなく「頑張った」後にも 起こります。 「今日は頑張ったから、明日はサボってもいいや」と いうようなものですね。 身に覚えがある人も多いでしょう(笑)。しかし、これは なぜ起こるのでしょうか? ■モラル・ライセンシングはなぜ起こる? これは過去記事でも書いたかも知れませんが、「大脳新皮質を 休ませる」ためです。脳の領域は大別して2つです。 一つが「新皮質」、一つが「辺縁系」で、それぞれ理性と 本能を担当しています。 脳も臓器なので、使うと消耗します。なので休ませる必要が あります。 「いいこと」や「努力」をすると、新皮質を使っているので、 それを休ませたくなるんですね。なので、その後では理性を 使わない本能的な行動に出てしまうというわけです。 ではそれを防ぐにはどうしたらいいのかというと、方法は 二通りあります。 ■新皮質を鍛えるか、いい趣味を持つか まずは新皮質を鍛えるというのが一番重要です。そもそも 新皮質が疲れなければこのモラル・ライセンシングは 起きないわけですから。 新皮質をどう鍛えるのかといったらこの部分を使うような 「理性的な行動」を日頃から意識してすることです。 内容は実は何でもいいのです。私は人も車もいない時は 赤信号を渡る人間ですが(笑)、ここであえて我慢すると いうのも新皮質の訓練になります。 「何をしたか」ではなく「自分の行動をコントロールしたか」が 大事なので、コントロールさえしていれば、ぶっちゃけ何でも いいのです。 もちろん、人に歓迎される行動をした方がその後の褒められる などの効果もプラスされるので、できればそういう行動で 鍛えた方がいいですが。 とにかく、コントロールをしていれば大脳新皮質も発達していく ということです。筋肉とまったく同じです。 そして「いい趣味を持つ」については、大脳新皮質を 休ませる時でも、いいことができればいいわけです。 たとえば運動、音楽などです。 これらは割と本能的な行動なので新皮質でなく辺縁系が中心と なります。 なので、新皮質を休ませることもできるし、いい趣味 (人から歓迎される趣味)なので、人生のプラスにもなる、 ということです。 つまり、辺縁系を使うのが悪いのではなく、辺縁系を使ってやる 趣味に悪いものが多い、というだけの話なのです(凡人の場合は)。 それがいい趣味になれば、辺縁系を使うことは むしろプラスなので、そういう趣味を持ちたいものですね。 前の記事を見る次の記事を見る […]