前回、あるライターさんの「写真に合わせて書く内容を
決める」という記事の書き方について紹介しました。

ここでは彼のやっていることをさらに具体的に紹介します。

写真

音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■写真はどこから探すのか

彼が探している綺麗なお姉さんの写真は、ほとんど台湾の
モデルさんです。flickrで台湾の写真家さんのページを
見ると、クリエイティブ・コモンズのライセンスで割と
自由に使える写真が多くあるそうです。

クリエイティブ・コモンズとは何かというと「この条件を
満たしていれば自由に素材を使っていいですよ」という
共通のルールのことです。

ルールの種類がいろいろあって「商用利用OK」とか
「リミックスは禁止」などの条件が素材ごとに定められています。

彼の場合は写真だけではなく、写真の上にポスターのように
文字も載せたりするので「リミックス」をすることになります。
なので、リミックスOKという素材を探して、それを使っています。

flickrの「advanced search」という詳細検索で探すと、
こういう条件で絞り込んで画像を探せるそうです。


■自分のスタイルを変えれば、使える素材がさらに増えていく

彼はもともと、自分の記事に女性の写真をつけるのが
好きだったのですが、こういう素材用の女性の写真というのは、
美人ではあってもどこかつまらないというか「いかにも素材」
という感じで、あまりいい記事にならなかったそうです。

彼はもっと雑誌みたいに「いかにもグラビア」という感じの
写真を使いたかったんですね。

これは日本人のモデルさんの場合、せいぜい「ぱくたそ」
くらいしかないのですが、台湾のflickrで探すと、かなり
出てくるそうです。

ただ、これらの「いかにもグラビア」という写真はきれいな反面、
「記事と合わせる」というのが難しかったそうです。

(素材写真の場合は、携帯電話を持っていたり、記事の内容と
合わせるのがやりやすくなっていますが、グラビアの場合は
それがないということです)

しかし、彼は「写真に合わせて記事を書く」というスタイルに
変えることで、普通だと使いにくいグラビア素材を使えるように
したわけです。

このように「自分のスタイルを変える」ということをすると、
どんどん自分の活動可能な領域が増えていくんですね。

これはライティングやブログ運営の具体的なテクニックでも
ありますが、仕事や人生全般に通じることでもあります。

私たちは状況を自分に合わせようとするのではなく、「自分が
状況に合わせる」ということをするべきなんですね。

それが柔軟にできる人は、時代がどれだけ変わっても
生き残っていくことができるのです。