人間は、自分に近い人ができたことは、自分もできると
思う傾向があります。

ここでは、その理由を科学的に説明します。

動物

音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■犬が鳥のマネをすると大変なことになる

動物は、自分と違う種類の動物がやっていることは
「自分には関係がない」と考えます。

たとえば犬は鳥が飛んでいるのを見て「自分とは
関係ない(もしくは、ただの獲物)」と考えます。

なぜかというと、もし犬が「自分も飛べる」と思ったら
大変なことになるからです。

鳥のマネをして崖からジャンプしてしまったらどうなるか、
言うまでもないでしょう。

同じように食べるエサでも何でも「違う動物のマネ」を
すると、いろいろと問題が起きてしまうのです。

なので、動物は自分と違う種類の動物のことは
「関係ない」と本能的に思うようになっているんですね。

逆に自分と同じ種類の動物がやっていることについては
「これは自分もできる」「自分もやらなければいけない」と
考えます。

動物はそれによって進化してきたのです。


■だから、自分に近い人のしたことは伝染る

なので、自分に近い人のしていることは、いいことでも
悪いことでも「伝染る」んですね。

たとえばブッシュ大統領があれだけ勉強不足を指摘されて
いたにも関わらず大統領になれたのは「父親が大統領
だったから」と言われています。

これは親のコネという意味ではありません。

親が大統領だったから、彼にとって「大統領になる」と
いうのは、「大人になったら免許を取る」ということと
同じくらい、当たり前のことだったということです。

このように「何かを当たり前と感じる」ということは、
私たちが成功する上でとても重要なことなんですね。

そして、それはいわゆる自己暗示のようなものでは
できないのです。

「年収1億なんて当たり前、当たり前…」などと連呼して
いても別にできないんですね。

もう一人の自分がそれが本当だと錯覚するような根拠を
何か用意してこそ、初めて本当にそう思えるわけです。

その際たるものが「身近な人の成功」なわけです。

なので、実際に成功している人に近づくということは
とても大事なんですね。

なので私もそういう成功者の方に積極的に近づくように
しています。

よく聞く話かも知れませんが、こうしてブッシュ大統領の
例などもあげてみると、あらためてその通りだと思って
いただけるのではないでしょうか。