ビル・ゲイツは学生時代、
テストはいつもぎりぎりでクリアしていたそうです。
ここでは彼が語るそのエピソードから、
ビジネスについて今彼が考えていることを書きます。

先延ばし

音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■ビル・ゲイツにとっても、悪いクセがついてしまった

彼は学生時代にこういう「先延ばし癖」が
ついてしまったことを後悔しています。

それはウォーレン・バフェットと一緒に
学生と語り合うディスカッションに
出席した時も語っています。

(ビル・ゲイツはハーバードを中退していますが、
 母校ということでハーバードで
 このディスカッションを開きました)

この時の彼の言葉はこうです。

「当時は友人も私もこの癖を楽しんでいたけど、
 ビジネスをするようになってすごく後悔しました。
 今では、物事を早め早めに処理する人を尊敬しています」

ということです。

当たり前と言えば当たり前なのですが、
ビル・ゲイツのような偉大な人でも、
案外私たちと同じような後悔をしているのだなと考えると、
なんだか親しみが湧きますね(笑)。

(もっとも、ハーバードのテストを
 ギリギリでもクリアできた彼と、前々から勉強していても、
 大した点が取れなかった私では、
 比較のしようがないのですが。笑)


■とにかく何でも早め早めに

これはもう、ビジネスの合言葉と言ってもいいくらいです。
「早め早め」というのは成功するために
絶対欠かせないことです。

どこまで早くしたらいいのかと言ったらキリがないですが
「できるだけ早く」です。

人間なので限界はありますが、
それでも今この瞬間、
誰でも何らかの「締切」を持っているはずです。

今日かもしれないし、数時間後かもしれないし、
あるいは一週間後かも知れません。

いつの締切であろうと
「これはできるだけ早めに終わらせた方がいい」
というラインは見えているでしょう。
ただそれを実行するだけです。

それが終わったらまた次の約束、締切が発生するので、
その時またそれを「早め」にこなすだけです。

あなたより仕事が早い人は世の中に沢山いるでしょう。
でも、そんな比較はどうでもいいのです。

人と比べて早いかどうかではなく、
「自分のスケジュールの中で早いかどうか」
それが何よりも大事なのです。

そうして、「自分だけのスケジュール」を
早め早めにこなしていくと、
「7月中に夏休みの宿題が終わった小学生」のような、
晴れ晴れした気持ちで日々を過ごすことができます。

私自身も、昔に比べるとだいぶ良くなりましたが、
まだ自分では満足できない遅れも多々あるので、
今後さらに仕事を早くしたいと思っています。