パソコンのささいなトラブルが原因で
仕事のモチベーションが下がるということはよくあります。
そういうトラブルをすべて排除するというのは、
小さいことのようで大きなことです。
ここではその一例を紹介します。
音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■入力中、カーソルが飛ぶ原因
ある読者さんから
「ワードで記事を書いている時、
カーソルが飛んでやる気をなくします」
というメールをいただいたことがあります。
これは私も昔悩んでいたのですが、
私の場合は「タッチパッドを無効にする」
というだけで解決しました。
ノートパソコンは大抵タッチパッドがついていると思いますが、
これを有効にしていると、これに手が少しでも触れた瞬間、
カーソルが飛んでしまうんですね。
カーソルは一瞬で移動するので、
タッチパッドのせいではなく何か
パソコン内のエラーのように見えますが、
実際にはタッチパッドが原因ということがほとんどのようです。
■メモリ不足は関係ない?
再び読者さんの話に戻ると、その方は
「メモリが不足しているので、こうやって飛ぶのかと思います。
やっぱり、いいパソコンに買い替えた方がいいでしょうか」
という相談を下さいました。
結論からいうとこの方の場合もタッチパッドの無効化だけで
直ったのですが、このように「メモリ不足」を
心配してしまう人は多いようです。
そして、「自分のパソコンは性能が悪いのではないか?」
と思うと、作業のモチベーションが
かなり落ちてしまうんですね。
実際、もしかするとメモリの問題で
カーソルが飛んでいるという人もいるのかも知れません。
ただ、その場合はカーソルが飛ぶ以外でも
いろいろなメモリ不足のトラブルが起きているはずです。
たとえば「ワードで一文入力した後、
10秒ほど経ってからその文章が現れる」とかですね。
ここまで来るとどう考えてもパソコンのメモリが弱すぎますし、
あるいはメンテナンスができていないので、
カーソル云々の問題でなく、買い替えかメンテナンスを
する必要があります。
■ハイスペックPCを使う友人の場合
デザインやイラストの仕事で大容量のデータを扱う友人も、
キーボードを外付にした時、
やはりその外付キーボードのタッチパッドが原因で
カーソル跳びが起きるようになったそうです。
この例から見ても
「ハイスペックパソコンであっても、
タッチパッドが有効だとカーソルが飛ぶ」
ということがわかります。
なので、カーソルジャンプで困っている方は、
いちどタッチパッドを無効にしてみてください。
こういうことの積み重ねで、
だんだんPC作業は快適になっていき、
仕事自体も楽しくなっていきます。
モチベーションはそうやって
「物理的に」上げることができるのです。